桜鑑賞と登山のため、群馬県の妙義にやって来ました。
まずは、妙義神社にお参り。
ここは桜の名所とは思っていなかったのですが、ソメイヨシノも枝垂れ桜も見頃を迎えていて、見事。
そして、石垣も見事。神社というより城にしか見えないのですが、元々は城だった、というわけでもなさそう。
本殿は意外にも、日光東照宮のような絢爛さでした。
神社の裏手から登山道が始まります。
4時間の周遊コースの予定でしたが、案内所で聞くと通行止め箇所が多数あり、行けないとのこと。
とりあえず行ける所まで、ということで出発。
鉄製の階段が通行禁止になっており、行けたのは第2見晴まで。ここまでの道は比較的緩いのですが、、
折り返して奥の院を目指すと、途中に鎖場が多数。見た目通りの険しさです。
奥の院まで辿り着きました。岩の隙間から日の差し込む祠は、神秘的。
ここまで来たらいっそ、白雲山の頂上を目指そうかとも思いましたが、この先は事故も多発する上級コースとのこと。
元々そこまでの覚悟はしていなかったので、やめておきました。
下りの途中には、京都の五山よろしく「大」の字が。
ただし送り火ではなく、巨大な鉄製。ここも眺望は絶好。
当初予定より時間が余るかと思っていたら、神社に戻った頃にはなぜか6時間ほど経っていました。
車を出し、7kmほど先にある、さくらの里にも行ってみました。
広大な敷地に45種、4000本の桜があり、長期間桜が楽しめるとか。
品種によっては全く花が咲いておらず、正直ピーク時に観るなら妙義神社の方が上かなと。
再び車を出し、妙義ビジターセンターへ。
去年までは美術館だったとかで、確かにビジターセンターらしからぬ装いです。
日本の山を世界に紹介したウェストンは、ここ妙義で日本で初めて冒険的登山をしたとか。その業績が紹介されていました。
山や植物に関する本を集めた、本棚もありました。
閉館は5時ですが、入場は4時半まで。何人かの人が入場を断られていました。この手の無料施設で、30分前に最終入場を設定する意味が分からないのですが、美術館時代の感覚のままなのでしょうか。
三階展望室にも本棚がありました。
ここを図書館として紹介しようかとも思いましたが、ちょっと無理があるので、
5kmほど下った所にある、公共図書館へ。
ほぼアクセルを踏むこと無く、到着。
大きな文化会館の中にあるようです。
背後に走っているのは、JR吾妻線。西松井田駅がほど近くです。
ロビーに新着DVD の棚があります。「ライズ&シャトル」なる、安中まち映画があるそうで、そのDVDも置かれていました。
通常のDVD棚には、「アルプスの少女ハイジ」「おしん」など、随分懐かしい作品が。
その間には「司書室」なる扉。あまり見かけることのない文言ですが、要はカウンターの内側。
反対側は、本屋のような面置き棚にリサイクル本が並べられていました。
中に入ると、正面にCDの棚。
続いて、芥川賞・直木賞、萩原朔太郎賞コーナー、映像化作品コーナー。
左に新聞・雑誌コーナー。
雑誌の最新刊にかかったカバーには、「カメラ撮影禁止」の文字が。
棚の上には、鉄道、特に碓氷峠の鉄道に関する本が置かれていました。
年内にNゲージパークが誕生予定とか。
高めの本棚が、狭いピッチで並んでおり、なかなかの高密度。
閲覧席の中央には、ビニールシートの仕切りが立っています。
少し前までは普通だったコロナ対策ですが、ちょっと懐かしささえ覚えました。
カウンターも大きなビニールシートで覆われています。
郷土資料室は、普段は消灯されています。資料の保護のためとのこと。
中の本棚には、群馬県に関する本が分野別に並んでいます。
群馬のローカル文庫、みやま文庫もしっかりありました。
その入口前のラックに、コンピュータの本がありました。少ないながら意外に技術的な本も。
その横には、「ヤマケイポケットガイド」「図解雑学」「空想科学読本」などややマニアックなシリーズ本を集めた棚が。
窓に向かう閲覧席も、横の席との間にパーティションが。手作り感いっぱいです。
えほんのおへやもあります。
多くの図書館にある割に、あまり使われているところを見ないのですが、ここは珍しく3人の子供で賑わっていました。更に奥にも部屋があるようです。
コミックも充実しています。
「ドラえもん」「鬼滅の刃」などの超有名作品、コミックエッセイに挟まれて、「お前はまだグンマを知らない」が地元をアピールしていました。
貸出は本は5冊、CD・DVDは3枚までとやや少なめ。
蔵書数は約9.7万冊。大きいとは言えませんが、活気を感じる図書館でした。
開館は、松井田町時代の1996年。
玄関を出ると、駐車場の向こうには妙義の山々が聳えていました。
安中市図書館・松井田図書館利用案内 - 安中市ホームページ