図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

#道後公民館図書室(愛媛県 松山市)

深夜フェリーで別府から八幡浜へ。
航海の時間は2時間半ほどなのですが、この便では朝まで船内休憩させてもらえます。
5時頃に船を降り、歩いて八幡浜駅へ。
途中、立派なアーケード商店街がありました。

朝5時台なので、当然店は開いていませんが。言っては失礼ながら、こんな辺境の街にまでアーケードがあるとは。

八幡浜から松山に向かいます。
この区間には、内子経由と伊予長浜経由の2ルートがあります。瀬戸内海の絶景を望める伊予長浜経由を選択。
しかし、、朝早過ぎて日の出前だったため、窓の外は真っ暗。せっかくの景色が拝めず。。
もう一本遅らせれば良かったかなと思いましたが、後の祭り。
海の近い駅として有名な下灘駅の辺りで、仄かに海が見え始めたので、ぎりぎりセーフと思うことにします。

松山駅に到着。

四国最大都市の中心駅にしてはしょぼい駅です。
駅前から、伊予電鉄の路面電車に乗車し、車内で800円の一日券を購入。

JR松山駅前駅

途中乗換を間違えて時間を無駄にしつつも、道後温泉行きに乗り換え、終点の一つ手前、道後公園駅で下車。
公園は元は湯築城なるお城だったようで、丘の上からは周囲が一望。

堀伝いに巨石の露出した所がありますが、そこに向かって、本格的なカメラを構えている人が多数。
何を撮っているのかと思えば、綺麗な青い鳥がいました。

あいにく鳥に詳しくないので名前は分かりませんが。

一駅乗って、終電の道後温泉駅へ。
ここに来たのは、およそ30年ぶり。観光客で賑わっています。
駅前には日本初の軽便鉄道が置かれています。

お土産店のアーケード街を抜けると、ド派手なカバーをされた工事中の建物が。

道後温泉本館がこの辺にあるはずなのに、見当たらない、、と思ったら、これがそれでした。

前夜に別府でも入ったので温泉は諦め、足湯で我慢しました。

さて、この町にも小さな図書館があるようなので、行ってみます。
温泉駅からほど近く、道後公民館の図書室。

警備員の方が見張っています。
観光客風の人間が来る所ではないので、やや不審な目で見られてしまいましたが、気にせず公民館の中へ。
階段で二階に上がると、図書室の扉が。しかし、、鍵が掛かっています。
人に聞いてみようにも、誰もいません。

玄関に戻ってみると、、12/26~1/9までお休みのお知らせが貼ってありました。
この情報はネットでは見つかりませんでした。

仕方なく、再び電車に乗って、市内中心部へ。

道後公民館 | 松山市公民館連絡協議会

中津市立小幡記念図書館(大分県)

船で四国に渡るため、小倉から別府に向かいます。
すっかり日が暮れましたが、中津駅で途中下車。
福沢諭吉を生んだ町です。駅の中に諭吉紹介コーナーがありました。

そして駅前には諭吉像。

この街には、夜7時まで開いている図書館があるようなので、行ってみます。

駅から西へ、アーケードの商店街を通ります。それにしても西日本にはアーケードが多い。

アーケードが終わったと思ったら、少し先に更に古いアーケード街を発見。
夜なのでお店は全く開いていません。昼間も開いているのか不明ですが。

更に進むと、古い町並みが現れました。

この辺りを右折し北に進むと、図書館が現れました。

入館してほどなく、蛍の光が流れ始めてしまいました。急いで見学。
本棚は、壁に対して斜めに立ち並んでいます。

中津ゆかりの人コーナーには、松下竜一福永光司、広池千九郎、横松宗といった人々が紹介されています。
存じ上げない名前ばかりでしたが、それぞれ作家、哲学者、教育者、教育者とのこと。
田原淳なる病理学者の本も。
学問の盛んな土地柄が感じられます。
もちろん福沢諭吉の本も。二百冊ほどはあります。

さて、館名になっている小幡とは誰なのかというと、小幡篤次郎。
元中津藩士で、政治家、教育者。諭吉の後に第三代慶應義塾長も務めたとか。
彼が旧宅と蔵書を寄付したのがこの図書館の始まりのようで、写真や俳句が紹介されていました。

郷土資料コーナーには、同じ大分県佐伯の図書館で知った、野上彌生子の本がここにも多数ありました。
黒田官兵衛文庫なる棚もあります。あまりイメージがありませんでしたが、晩年は中津藩主だったようです。

館内はL字型で、右に折れた先は普通に棚が水平に並んでいます。
畳コーナーがありますが、コロナ対策のため使用できず。

視聴覚資料は少なめ。
コンピュータの本も少なめです。

岩波文庫中公新書などの硬い本の専用棚があるのは、如何にも多くの学者を排出した中津らしいところ。

二階は閲覧室のみ。
入口には小幡氏の胸像もありました。

現在の施設は1993年からですが、百年以上前から小幡記念図書館を名乗っているという、歴史ある図書館です。
蔵書数は約23万冊。

町中は真っ暗ですが、少し散策。
北に進んで行くと、中津城があります。暗い中、何とか写真は撮れました。

更に先には諭吉の旧居もあるみたいですが、この時間だし、もう疲れたので断念。
最近は諭吉より、鶏からあげの町として有名になった中津。
からあげ店もポツポツとあるので、買食いして帰りました。

中津駅から再び電車に揺られ、別府で下車。
別府観光港まで歩き、八幡浜行きのフェリーに乗ります。
乗船してください、のアナウンスのみで、案内する人が誰もいないので戸惑いましたが、自己判断でそれらしき所から乗船。

券売所にはVISAのシールが貼っているのに、現金払いのみと言われたり。
船内サービスは良いのですが、地上サービスはいまひとつでした。

各館のご案内とアクセス|小幡記念図書館

北九州市立中央図書館(福岡県)

門司、若松と北九州市の図書館をハシゴし、最後は小倉の中央図書館へ。
ここは、以前から来たいと思っていた所です。
最寄り駅のJR西小倉で下車し、南へ。
小倉城の堀と石垣が見えてきました。

お城を過ぎるとほどなく、奇抜なデザインの図書館が見えてきました。
先日亡くなった建築家、磯崎新氏の設計です。氏の代表作の一つとして、報道されていました。

最初に現れたのは、子ども図書館でした。

世界の絵本と地図、なる部屋がありました。地図の方はただの世界地図かと思ってパスしてしまいましたが、海外製の地図も展示されていたようです。

奥の右手が、中央図書館。左手は文学館。

子ども図書館の二階が、中央図書館の一階に繋がっていました。

フロア内にも階段があり、5段になっています。最近トレンドのバリアフリーとは対極ですが。

ここを知っていたのは、水戸市の西部図書館と同様、映画「図書館戦争」のロケ地になったことで有名だから。
しかし、撮影希望者に寛容だった水戸と違い、こちらは随所に写真撮影禁止の注意書きがありました。
しかしよく見ると、撮影は許可を得てください、とも書いてあったので、カウンターで聞いてみました。
すると、地下一階の事務所で許可証をもらえるとのこと。事務所は少々分かりにくい場所でしたが、許可自体は難なくもらえました。
と言うことで、館内写真も載せています。

コンピュータと旅行ガイドが隣合わせ。数はあまり多くありません。
CD、DVDも置いていましたが、これだけ?という少なさ。

二階に上がると、雑誌コーナーがありました。
400誌くらいとかなり多め。学術系のお硬いものが目立ちます。
ちなみに、一階にも百誌ほどの雑誌がありました。

二階も、やはりフロア内に階段があり、3段に分かれています。

コンピュータ本はここにもありました。結構高度なものも置いています。

二階にも一通りの分野の本が置いており、一階との違いが不明でしたが、置いている本がやや古め。
どうやら二階は参考資料室という扱いで、雑誌も専門雑誌ということになっていたようです。

郷土資料、行政資料のコーナーには豊富な資料、書籍が。

自分史文庫なる棚もありました。
多くは一般市民の書いたもので、自費出版と思われます。

地元出身の作家の小説も多数。五木寛之葉室麟、三崎亜紀、等々。

図書館戦争の出演者の紹介パネルや、ロケの撮影マップもありました。
ここは撮影はOKでも、SNS等へのアップは不可、とのことなので写真は載せません。

何ともモダンで凝ったデザインの図書館ですが、こう見えて、約半世紀前の1975年の開館とか。
今でも充分斬新なので、開館当時はさぞかし市民に衝撃を与えたことでしょう。
蔵書数は約46万冊、もちろん市内では最大です。子ども図書館の方は約8万冊です。

隣接する北九州市立文学館も覗いてみます。
一階には大きなステンドグラスが。

一階は無料ですが、二階は有料エリア。
客はほとんどおらず、金を払って見るほどの所か測りかねたので迷いましたが、もう二度と来ないかもしれないし、、と思って240円を払って見学。
よほど有料エリアに入る人が少ないのか、受付の人に感謝されてしまいました。

出身者だけでなく、一時的に関わりのあった人も含め、
森鷗外火野葦平宗左近林芙美子などの文学者が紹介されていました。
現代の人では、佐伯泰英平野啓一郎リリー・フランキー松尾スズキ、帚木蓬生など。多彩な人材を排出しています。

続いて、お城のたもとにある、松本清張記念館へ。

多作なイメージでしたが、年表によると、小説を書き始めたのは40を過ぎてから。結構な遅咲きだったようです。
館内には書斎、というか家が丸ごと再現されています。が、ガラス越しに眺めるだけ。
読書室もありました。
氏の著作が全集、セレクション、文庫本と色んな形で揃えられています。文庫本は複数の出版社から何種もありました。韓国語版もあります。
キネマ旬報や、なぜか川端康成太宰治の全集も置いています。
これを図書館扱いにして独立した記事にしようかとも思いましたが、図書館と呼ぶには無理があるので止めておきます。
ここは貸出はしていないので、本を借りたい人は図書館に行って、と書かれていました。

清張記念館では、小倉城、庭園とのセット券を買ったので、次はお城の天守閣へ。
現在の市名と一致しないためか、認知度は今一つの印象ですが、その高さ、大きさでは日本有数ということを知りました。

最上階からは市街が一望。図書館の全体が見渡せます。

庭園も見事。お城の方向以外は、高層ビルが背後に見えてしまいますが。

紫川を渡る、鴎外橋。博多のキャナルシティにも負けないお洒落空間になっていました。

最後は、是非一度見てみたかった旦過市場へ。

去年火災があったことで有名になってしまいましたが、しっかり営業しています。とは言え夕暮れ時だったので、ほどんどの店は閉まっているか、店仕舞い中でしたが。

そのレトロな雰囲気は想像以上、期待以上でした。まるで映画のセット。

次の電車への時間が無くなってきたので、
たまたま良いタイミングでやって来たモノレールに飛び乗り、JR小倉駅に。
門司港若松と、”レトロ”という言葉の連発だった北九州市ですが、このモノレールが貫く小倉駅は超未来的です。

【中央図書館 - 施設案内・交通アクセス】北九州市立図書館

北九州市立若松図書館(福岡県)

電車で、門司港から戸畑へ。
戸畑から船で若松に渡ります。
駅から北にまっすぐ、徒歩10分足らず。

戸畑駅からの道

若戸大橋の下の、渡船場に到着。

レトロな待合室で100円の切符を買い、

船に乗り込むと、

ほんの数分で対岸の若松に到着。

わかちく史料館の案内が出ていたので、計画外でしたが、寄ってみました。
船場から北に200m、港湾建設の会社、若筑建設の企業博物館。

受付も無く無人で、勝手に見て勝手に帰って、という感じでしたが、
会社の歴史や若松の歴史が、多くの写真と共に展示されていました。
さほど著名な会社でも無いと思いますが、こんな立派な博物館を造って無料公開とは、大したものです。

驚いたことに、昨年重要文化財指定されたという若戸大橋、建設工事で亡くなった方を弔う慰霊碑が橋の下に建っていました。

門司港と比べると、訪れる人も稀ですが、若松にもレトロ建築が豊富。

駅の近くまで進むとあるのが、若松図書館。
サンリブ若松というスーパーの上、三階にあります。

エレベータの上がってみます。ワンフロアながら、なかなか広いです。

入口近くには、「関門ノスタルジック海峡」のパネル展示がされています。
お正月らしく、借りるまで何が入っているか分からない、本の福袋も置かれていました。

郷土資料室には、火野葦平文庫が。
ここ若松出身の芥川賞作家。
初版本が大量にガラスケースに陳列されています。

学習室は閉鎖されていましたが、隣に広い学習席スペースが。
窓の外には洞海湾が広がる、最高の眺めです。

文庫は、小説とその他で別れています。

マンガもありました。
その棚には、立ち読みはおやめ下さい、と昔の本屋のような注意書きが。
何が悪いのか分かりませんが、通行の妨げになるからでしょうか。

コンピュータの本は数はそれなり。

蔵書数は約19.4万冊。
現在の施設は2000年からのようですが、創設は門司図書館より7年も古い、1903年とのこと。

図書館の裏手は商店街。ここもまたレトロ感があります。

若松駅に着きました。

筑豊線に乗り、鹿児島線との乗換駅、折尾へ。
実は何年か前にも来たのですが、その時の筑豊線ホームは鹿児島線とは完全に別物扱い。乗換には一度改札を出る必要があり、時代に取り残された雰囲気はJRに見捨てられたかのようでしたが、それがすっかり綺麗になっていました。もちろん乗換も改札内

JR折尾駅

そして駅傍の運河沿いに、超レトロな飲み屋街があったと記憶しています。
もしかして、それも無くなってしまったかと危惧しましたが、観光案内の看板と共に、こちらはしっかり残っていました。

【若松図書館 - 施設案内・交通アクセス】北九州市立図書館

北九州市立門司図書館(福岡県)

下関から電車で九州に上陸。
門司で乗り換え、門司港駅に到着。

レトロ調にリニューアルされ、最近大人気のスポットです。

重要文化財の駅舎

この街にある、門司図書館を目指します。
栄町銀天街のアーケードを通りました。

ここもなかなかレトロ。まだお正月(この日は1月5日)のためか、開いている店は少なめ。

続いて、中央市場。これは、、

先ほどの銀天街とは比較にならない、レトロさと閉店率。
弁当屋、花屋などが僅かに開いているのみ。開いているのは30軒に1軒、という感じ。
地方の商店街の深刻なシャッター街化については、今更語るまでもありませんが、ここまでシャッター度合の高い所は初めて見ました。

中央市場を出ると、老松公園。

ここの片隅に図書館がありました。ここもなかなかレトロ。

半世紀前の学校のような雰囲気です。

一階ロビー

こう見えて一応自動ドア、エレベータもあります。
本があるのは二、三階。

二階はじどうしつ。
絵本、児童書、紙芝居に、YA(ヤングアダルト)もあります。
大人絵本なるコーナーもあり、「絵本平家物語」「レ・ミゼラブル」などがありました。

一般書は三階。
正面に新刊コーナーがありますが、その次はいきなり西村京太郎コーナー、ノベルズ。
広いとは言えない館内には、グレーのスチール棚が所狭しと立ち、窓際の棚にもぎっしりと文庫本が並びます。

書棚エリアは狭苦しいですが、読書席エリアは広々。お年寄りで賑わっています。
郷土資料コーナーには佐木隆三松本清張が紹介されていて、多数の著作が並んでいました。

読書席の周りには、漫画本コーナーもあります。
雑誌は30誌ほどと少なめ。

明治末期の1910年に創設、今の施設は1964年からという歴史ある図書館。
蔵書数は約17万冊。

駅の傍には、九州鉄道記念館があります。

時間も無いので入らないつもりでしたが、門の前まで来ると誘惑に勝てず。。
北九州市内は電車の本数も多いので、1本遅らせても問題ないと判断、せっかくなので見ることにしました。
入場料の300円は、JRの帰りの切符があれば2割引とのことで、青春18きっぷでもOK。

SLや昔の特急、ブルートレインなどが展示されています。

館内には明治期の客車も展示。

建物は、元は九州鉄道の本社とか。明治24年の建築で、これ自体が文化財です。

再び荘厳な門司港駅に戻り、

鹿児島線の電車に乗り込みました。

【門司図書館 - 施設案内・交通アクセス】北九州市立図書館

下関市立中央図書館(山口県)

この日は防府を朝早く出て、九州に向かいます。
本州の最果て、下関に到着。ホームから海が見えます。

ここで途中下車。
下関は、嘗ては朝鮮、大陸への玄関口。
今もフェリーで結ばれているようで、異国情緒が漂います。

釜山門

駅の近くに、朝9時から開いている図書館があるようなので、行ってみます。
国道9号を東へ、10分ほど歩くと右手に現れました。

向かいには、超レトロな横丁がありました。

図書館はここ生涯学習プラザの四、五階。
背後には海峡ゆめタワーが聳えます。

エレベータで五階へ行きます。
淡い色の木の側板の白いスチール棚、明るいインテリアです。

郷土資料、参考資料のコーナーがありました。
歴史的にも地理的にも重要な街だけに、資料は膨大で、出身者も多彩。
高杉晋作乃木希典などの歴史的人物から、
俳優松田優作、作家では古川薫、田中慎弥船戸与一まで、関連書籍や著書が置かれています。
クジラコーナーもありました。下関と言えばフグのイメージでしたが、クジラも有名なようです。

文学書のコーナーにも、下関の作家が特集されています。
郷土資料と同じ面々の本がありました。

分野によっては、妙に細かく見出し板で仕切られています。
映画の本は小津安二郎高峰秀子沢木耕太郎石田ゆり子是枝裕和、等々。
数学の本も、位相数学、ゲーム理論微分方程式など。

コンピュータの本は読み物が多く、技術書はあまり無い、
と思ったら、総記、情報工学とは別にパソコン関連書籍コーナーがありました。
技術書も少し置いています。

地理・紀行と旅行ガイドも別になっていました。
地球の歩き方」は見当たらず。

階段で四階へ。
児童書、子育てなどの本があるようです。
五階と違い、このフロアはほとんど人が見えません。
洋書、マンガもありました。
洋書はほぼ全て英語。マンガは棚7列とかなりの数で、少年、少女、大人向けと色々揃っています。
市の発行資料が、ガラスケースに展示されていました。古めに見えますが、販売もしているようです。

新聞、雑誌もこの階にあり、ここには人がいました。
視聴覚資料もありますが、CDは数百枚とかなり少なめ。
DVD、VHSも。VHSは老朽化により、貸出は停止したとのこと。

現在の施設は2010年に開館。蔵書数は約40万冊とのこと。
歴史を誇る県内最大都市に相応しい、立派な図書館でした。
再び駅に戻り、いよいよ九州へ。

JR下関駅

下関市立中央図書館の施設案内(施設概要・アクセス) - 下関市立図書館

海田町ひまわりプラザ図書室(広島県)

この日は1月4日。開館している数少ない図書館を求めて、最後に寄ったのは、海田町
広島市に囲まれた小さな町です。
町なのになぜか市と名の付く、海田市駅で下車。

広島近郊なので賑わっているかと思いきや、意外に寂しい駅前。

スマホを頼りに歩いていくと、ほどなく川が現れます。
珍しい、歩行者専用の橋が架けられていました。

ひまわり橋。町の花に因んだ名のようです。
駅から徒歩10分ほどで、ひまわりプラザに到着。
川沿いの寂しい所にあります。

この中に、夜7時まで開いている図書室があります。
細長い部屋で、左列は一般書、右列は児童書。
職員はおらず、貸出手続きなどは施設のカウンターで行うようです。
閲覧机は3つほど。

本棚には結構余裕があります。
絵本や文芸書はそこそこありますが、全体的には本は少なめ。

コンピュータの本はほぼ無し。
文庫本、新書も無し。
郷土資料も無し。
雑誌も無し、と思ったら普通の本に紛れて「クロワッサン」「オレンジページ」などが本棚に挿さっていました。

漫画も置いています。
「イレブン」「シュート」「H2」「ダイヤのA」など、スポーツものが多い。
「黄昏流星群」「ゴーマニズム宣言」など大人向けのものも。
開館は1997年とのこと。
蔵書数は不明ですが、見た感じ1万冊くらいでしょうか。

この町でささっと夕食を摂ろうと店を探したのですが、適当な所が見つからず。
結局広島駅構内のそば屋で済ませました。

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