図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

熊谷市立熊谷図書館(埼玉県)

今日は天気も良く比較的暖かいので、図書館巡りの小旅行に出かけます。
相棒は600ccのバイク。

埼玉県民を長くやっていながら、ろくに行ったことの無い、県立図書館を目標に、熊谷方面に行くことにしました。

折角の遠出なので、もちろん他の図書館も訪ねます。

雲行きの怪しくなってきた空を眺めつつ1時間半ほど走り、到着したのは、熊谷市立熊谷図書館。
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熊谷駅からもほど近く、文化センターと一緒になっています。
見るからに古そうな建物。入口に、昨秋開館40周年を迎えたとの表示がありました。

入口を入ると、左手に2018年に98歳でこの地で亡くなった俳人金子兜太の追悼コーナー。生まれは秩父皆野町ですが、熊谷に育ち、長く暮らしていたそうです。
その横には森村誠一文庫。彼はここ熊谷の出身とのこと。多作なヒットメーカーらしく、200冊は著作が並んでいます。

さて、中はと言うと、全体的にこじんまりとした印象。
二階がメインかと思い、
赤絨毯の螺旋階段を上ってみると、まず目に入るのは新聞雑誌コーナー。雑誌棚に囲まれた小部屋の中は、同じ向きに十数脚の椅子が並んでいます。何かの待合室のようで、ちょっと狭苦しい感じです。
他には郷土資料、参考資料、文学全集などで、やはり一階がメインだったようです。

一通りの本は揃っていますが、県北を代表する都市の中央図書館にしては、やや寂しいかなという気もしました。

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二階の出入口

三階には、小さな博物館。
弥生土器に始まり、士族熊谷氏の紹介、江戸時代の高札、戦争被害、戦後の生活、と
熊谷の歴史があっという間におさらいできます。
なお、ここにも森村誠一コーナーがあり、氏の写真や映画化作品のポスターなどが展示されていました。
料金は無料です。

博物館の併設はよくありますが、
その上の四階には、珍しくプラネタリウムがあります。
さすがに無料ではないですが、100円という破格値でした。あいにくこの日は開いていませんでしたが、この料金なら気軽に見られます。

外に出ると、隣は市民体育館で、そのまた隣はもう荒川。
花見の季節には賑わうであろう、熊谷桜堤です。
河川敷にはラグビー場が二面。ラグビーの街、熊谷ならではの光景です。

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河川敷のラグビー

時計を見れば、もう1時近く。昼食を取ろうと熊谷駅の方に向かうと、駅には徒歩数分です。こちら側の南口はややうら寂しく、お店も少ないので、秩父鉄道の車輌を眺めつつ、表口の北口に向かいます。
ここまで来ると、ある施設の存在が頭をよぎりました。。(続く)

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