今週末は泊まりがけで図書館巡りの旅に出ます。
比較的暖かそうなので、今週も交通手段はバイク。
しかし暖冬とは言え、冬の山道はリスクがあるので、どこか南の方、と考え、熱海を目指すことにしました。
のんびり昼過ぎに埼玉の家を出て、4時ごろに厚木に着きました。厚木市の中央図書館に寄ってみます。
本厚木駅のすぐそば。街の中心部です。
駐輪場はありますが、バイクは50ccまで。。都会の図書館ではいつものこと。
他の駐車場を何とか見つけて、いざ図書館へ。
七階建てのビルの、三フロアを使っています。
地下一階はしらべもののフロア、
二階がおとなの本のフロア、
三階がこどもの本のフロア、
とのこと。
よくわからない分類ですが、とりあえず地下に行ってみます。
入ってみると、意外に広い!
三フロアにまたがっているので、平面積は狭いのかと思いきや、1フロアだけでも、並の市立図書館を超えています。
しらべもののフロアとは何かと思えば、
辞書、辞典類の参考資料があるのは想像通りですが、それだけでは無く、普通の本が置いてあります。
案内図を見ると、コンピュータソフトなるコーナーがあるので、まさかソフトの貸出をしている?と行ってみると、コンピュータソフトの本のコーナーでした。
数はかなりあります。EXCELの使い方のような一般向けが多いですが。
奥の方には郷土資料。
ふるさと文庫のコーナーには、郷土の昔話の本など。やや古めの本が多いです。
また、厚木と言えば、ソニーの工場があるのですが、電気のコーナーには
書名にソニーと入っている本が随分揃っています。20冊以上はありそう。
エレベーターで最上階の七階へ行くと、プラネタリウムがありました。
先週、熊谷市の図書館で、プラネタリウム併設が珍しいと書いたのですが、早速もう一つ見つけてしまいました。別に珍しくもないのでしょうか。
他に、子供が遊びながら科学を学べる施設があり、ゲームセンターのよう。親子連れで賑わっています。
途中の階は、会議室など。
三階まで下りると、こどもの本。視聴覚資料もここです。
CDの数も凄い!ただし大半はクラシック。
厚木と言えば(海老名だったかも)いきものがかり、と思い探してみましたが、一つも見つかりませんでした。
映画ソフトも置いていますが、今時DVDでなくVHSでした。
二階に下ります。
ここは、洋書の充実ぶりに目を見張ります。埼玉県立図書館より上かも。
ただし英語、中国語辺りが中心で、マイナーな言語のものはあまりありません。
日本の漫画の中国語版もありました。
特に多いのは手塚治虫。
火鳥、原子小金剛、怪医黒傑克。。
それぞれ、火の鳥、鉄腕アトム、ブラックジャック、です。
ロンリープラネット、ミシュラン旅行ガイドの英語版まで!
全巻ではないと思いますが、かなり揃っています。ただし、20年以上前の版だったりしますが。。
近くには、言語のコーナー。外国語学習だけでなく、方言、話し方の本等々。
この棚だけで、幅5、6メートルはある大きさ。
更に、語学のCDブックのコーナーが別にあり、なんと300冊はあろうかという数が揃っています。専用の棚があるだけでも珍しいのに、この数!
雑誌コーナーにも、英語、中国語のものが置いてありました。
奥には、ふるさと文学のコーナー。郷土の作家として、和田傳、中村雨紅の両氏が紹介されています。
私はどちらもぴんと来ませんでしたが、中村雨紅は、夕焼け小焼けの作詞をした方だそうです。
そう言われれば、名前を聞いたことあるような気が。
文庫本のコーナーもかなり充実していますが、なんと、出版社別に分類されています。
書店ならよくありますか、図書館でこれは珍しい。
書名や作家名から目当ての本を探すのがかなり難しそうですが。。
岩波文庫は別格で、独立したコーナーになっています。しかも棚を9つも使って!
図書館内は綺麗にされていますが、階段や廊下、トイレなどには古さが滲み出ており、かなり年季の入ったビルのようです。
図書館の歴史も長いのでしよう。
市立図書館としてはかなりの高レベル、と言って良さそうです。
外に出ると、周辺は本厚木の駅からも徒歩数分の繁華街。
ちょっと喫茶店で読書でも、と思えばもちろん不自由はありません。
むしろ飲み屋さんの方が目立ちますが。
ちなみに、いきものがかりは、厚木と海老名の出身者の混成グループだったようです。