病院と中央図書館に寄って、この日は大人しく帰るつもりでしたが、
これも新型コロナの影響で病院が空いていて、いつになく早く用が済んだこともあり、
もう1館、病院から歩いて行ける図書館に寄ることにしました。
中央図書館から歩いても、恐らく10分もかからないくらいでしょう。
お店の中のエスカレーターを上っていき、四階へ。
本屋さんの向かいに図書館がありました。
平日の昼間だというのに、便利な立地なので結構賑っており、椅子はほとんど埋まっていました。
この図書館には何度か来ており、
特に目立った特徴も無いかな、と思いながら見て回っていたのですが、
よく見ると、結構シブいシリーズ本が揃えられているのに気が付きました。
芳賀書店「シネアルバム」約50巻
日本図書センター「人間の記録」約200巻
爆笑問題の「日本の教養」約30巻
などなど。
往年の名優の写真を集めた「シネアルバム」は、
昔は図書館や本屋で良く見かけたのですが、久しぶりに目にした気がして、
懐かしく見入りました。
壁際には文庫本がずらりと並べられているのは、中央図書館と同じです。
その上には、五木寛之「青春の門」シリーズのハードカバーなど、
これまたシブい本が並んでいます。
柱には、複製の絵画が飾られているのですが、
なんと、これも貸出をしているとのこと!
詳しくは職員にお尋ねください、と書かれていました。
入口の右側一帯はコミック、新聞雑誌などもありますが、
大部分は視聴覚資料のコーナーになっています。
正面にはDVDが置いていますが、男はつらいよ、森繁久彌の駅前シリーズ、社長シリーズ、
ウルトラQ、など、これまた実にシブい作品が揃えられています。
DVDより遥かに多いのが、中央図書館と同様、VHSビデオですが、
こちらもシブい。(VHSというメディア自体がもはやシブいのですが。。)
ほぼ戦前の作品と思われる「日本映画傑作全集」は、
分散して置かれていますが、200巻以上はありそう。
古い映画には比較的詳しいと自負していたのですが、大半は聞いたことのない作品です。
ここまで揃えている図書館もそうそう無いと思われ、ある意味貴重なコレクションでしょう。
窓際には、清瀬駅を行き交う西武線の電車を眺めながら読書に勤しめる、
読書スペースがあります。
眼下には、スタバ、ドトール、マックなど、読書で時間を潰すのにちょうど良いお店も
並んでいます。
窓の横には、新型コロナ対策で定期的に換気します、とのことで外に出る扉が開けられていました。
蔵書数は約9万冊とのこと。
内装はとても綺麗なので、結構新しい施設かと思っていましたが、
実は「いぶし銀」の図書館であることを再発見しました。