図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

嬬恋会館図書室(群馬県 嬬恋村)

北軽井沢の朝が明けました。
関東南部で猛暑警戒警報が出る中、想像を遥かに超える涼しさ。
軽井沢の名にあやかってはいますが、ここは群馬県嬬恋村
周囲は一面のキャベツ畑です。

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浅間山とキャベツ畑

ここ嬬恋村にも図書館、というか図書室があるようなので、行ってみます。
ネットで存在は確認できたのですが、開館日、時間などの詳しい公式情報は見つからず。
ともかく直接行ってみることにしました。
万座・鹿沢口駅から1km足らず、吾妻川の畔にある嬬恋会館の中に図書室があるはず。

若干道に迷いましたが、カーナビを頼りに無事到着。

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嬬恋開館

二階に上がると、図書室が空いていました。

開館時間は、
平日 8:30〜18:15
土曜日 8:30〜15:00
日祝、年末年始 休み
とのこと。農村だけに、朝は早めです。

人は、他に誰もいません。
職員も常駐しておらす、借りる時は一階の受付で、とのこと。
こんな感じなので、普通の図書館では予約待ちになるような最新の本が普通に置かれていました。

新しい本をめくってみると、裏表紙側の見開きに、懐かしの紙製貸出カードが!
今時、オンライン化されていないこんなアナログな図書館は、滅多にありません。

しばらくすると、職員の方が現れ、
入館者管理票に記名を求められました。
コロナ対策なのか、元々の運用なのかは不明です。

児童書、絵本はそれなりに置いていますが、
文芸書以外の一般書はかなり少なめ。

群馬関連書籍コーナーの上に、南木佳士氏のコーナーがあり、著作が30冊ほど並んでいました。
医師でもある作家、南木氏。
たまたま最近、氏の「医学生」を読んだばかりだったのですぐ分かりましたが、そうでなければピンと来なかったかも。
医学生」は、作者の秋田大医学部生時代を描いた作品でしたが、嬬恋村の出身だったとは知りませんでした。

他に地域色の表れた所としては、
絵本コーナーの中の「きゃべつのほん」コーナー。
しかしキャベツの出てくる絵本がそうそうあるわけでなく、数冊並ぶだけでしたが。

その近くには、巡回図書のコーナーが。
県内の他の図書館から運んでくる本で、定期的に入れ替わるようです。

図書閲覧室の隣には学習室がありましたが、閉鎖されていました。
理由はコロナ対策ではなく、
昨年の台風19号災害対策室設置のため、とのこと。

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図書室の目の前の、吾妻川

次の目的地は、お隣信州の小諸。
その前に嬬恋村内をドライブしますが、やはり至る所にキャベツ畑。
埼玉県の自宅の周りにも畑はいっぱいあるのですが、こんなに美しく感じたことは勿論ありません。。

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観光名所「愛妻の丘」からの眺め

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