仕事帰りに、川越の中心部にある、川越駅東口図書館に寄りました。
東武・JRの川越駅から徒歩で5分足らず。
観光客や地元民で賑わう、商店街や呑み屋街もすぐ近くの一等地です。
この辺りでは珍しく、月曜日に開いていて(火曜休館)、開館時間は夜9時までという屈指の長さ。
仕事で遅くなった日にも寄れる図書館として重宝していたのですが、
1年ほど前に、30分まで無料の専用駐車場が廃止されてしまい、
駐輪場はあるもののバイクは原付しか停められず、
すっかり足が遠のいてしまいました。
この日来たのも、およそ1年ぶり。
細狭いビルの、一階から三階までが図書館になっています。
いつ開業したかはよく覚えていないのですが、
当館の入るビル「クラッセ川越」は2002年開業とのことなので、
図書館もその時に出来たのだと思います。
蔵書数は一般書が約3万8千、児童書が2万3千、視聴覚資料が1万2千、とのこと。
2008年に出来た同市の高階図書館が、開館に合わせて買い集めたと思われる新しい本ばかりなのに対し、
さほど歴史の変わらないこちらは、中央図書館から分けてもらったのか、古びた本が目立ちます。
コロナ禍ですっかりお馴染みのアルコール消毒液、マスク着用のお願い掲示、カウンターを覆うビニールシート
などを眺めつつ、中に入ります。
一階は、新聞、雑誌、文芸書など。
奥には、川越関係資料のコーナーがありました。
行政資料や、川越が特集された雑誌、川越編の入ったブラタモリの本などが並んでいます。
その下は、全国の観光パンフレットが、県ごとに分けられたチェストでした。
しかも、英語、中国語、韓国語のものも。
一部、海外のパンフレットまで。
こんなものが置いているとは、今まで全く気が付きませんでした。
これらは館内閲覧のみですが、
隣には市内観光施設、市内の大学の公開講座のパンフレットが入ったチェストがあり、
こちらは持ち帰り自由です。
室外にはエレベータと、それを取り囲むガラス張りの螺旋階段がありますが、
室内にもエレベータがあります。
室内エレベータに乗って三階に上がると、児童書コーナー。
母親向けの本もここにあります。
紙芝居も大量に置いていました。
下に降りると、二階は視聴覚、ティーンズということになっていますが、
工学、コンピュータ、芸術、洋書などもここにあります。
一般書は全体的に寂しめですが、圧巻なのは視聴覚資料。
特に、VHSテープが凄いです。
ざっと見積もって、4、5000本はありそう。
古い映画が多いですが、他にも音楽、地理、芸術、科学など何でもあり、YouTube要らずの品揃え。
朗読などを中心に、カセットテープもありました。
CDも豊富ですが、DVDは少なめ。
どれも1つずつプラケースに入っており、カウンターで鍵を開ける仕組みです。
コロナ対策で1/3ほどに減らされていますが、視聴席も使用可でした。
最近電車に乗る機会もめっきり減ったので、川越の中心部に来たのも久しぶり。
図書館を出て駅の方に行ってみると、東口のバスターミナル、歩道橋は大規模改修中で、
すっかりブルーシートに覆われていました。
一足先に改修が終わり、綺麗に生まれ変わった西口には、
東京オリンピックのマスコットキャラクターの像が建っていました。
川越市ではゴルフ競技が開催される予定なのですが、果たして来年、本当に開催されるのでしょうか。
歴史的建造物も観光施設も無い西口は、人通りは少なめですが、知らない間に新しい商業施設が出来ていたりして、
街の勢力図は少しずつ変わりつつあるようです。