新城市を出て、山の中の村々を縫って北上、中央道で帰ることにしました。
お隣の設楽町に入り、ここの図書館に寄ろうと車を停めます。
役場の横の建物に入っていく人がいるので、安心して中に入ったのですが、
図書室の扉は閉まっていました。祝日の翌日は休館日だったようで。。
愛知県内の町は、ここが最後。
諦めて県境を越え、長野県根羽村に入りました。
ここにも図書館があるはず。
途中、村役場を見かけましたが、移転しました、との看板があり、閉鎖されている模様。
間もなく、新しい役場を示す標識が見えてきました。
図書館もそこにあるはず、ということで案内の矢印に従い、車を走らせます。
国道153号を少し外れた高台に、新しい村役場がありました。
車を停め、中に入ってみると、名産の木で作ったオブジェが飾られ、親しみやすいカフェの様な雰囲気。
スリッパに履き替え、更に中に入っていくと、
中には和室等がありますが、図書館は見つけられないまま、反対側の出口に出てしまいました。
よく観察しながら、もう一度引き返してみると、先ほどは気付かなかった図書館の扉を発見。
電気が消えていて、人もいないので、閉まっているかと思いましたが、鍵はかかっていなかったので、
入ってみます。
畳で言えば12畳ほどの、小さな部屋。
薄暗い部屋の中、目に入ったのは、ズラリと並ぶ長野県史。
長野県史は新しいもの、古いものと何種類も置かれており、
他にも長野県教育史、県政史、近隣市町村の歴史、等々。
狭いスペースなのに、この手の本がかなり場所を占めています。
さすが、教育県として知られる長野。
図書「室」でなく図書「館」を名乗っているところにも、矜持を感じます。
蔵書は児童書、文芸書が大半で、それ以外の本は少ないです。
そんな中、漫画は少々揃っており、
「ブラックジャック」「まんが道」「のだめカンタービレ」等がありました。
やがて、中年女性が一人入ってきて、電気が点けられました。
職員さんかと思ったら、地元の常連さんの様でした。
少し話をしたところ、その方も図書館がお好きとのことで、
赤門が建つという、飯田市の図書館を勧められました。
これは、後で訪れなくては!
周囲には、お店の類は見当たりません。
向かいにはお寺の大きな看板がありましたが、階段を上ってもそれらしき建物は見当たらず。
もっと上まで行くとあったのかもしれませんが、深追いせずに次の村に向かうことにしました。
人口僅か800人台という、根羽村。
ちなみに読み方は「ねば」。来る前は「ねう」かと思っていました。
英語の「NEVER」みたい、と思っていたら、
しばらく走ると「ネバーランド」なるドライブインを発見したので、ここで昼食。
平日なので賑わいもほどほどで、落ち着ける所でした。
図書館の公式サイトは無いようなので、文化財団が紹介しているページのリンクです。
根羽村立図書館 - 信州の文化施設 - 公益財団法人 八十二文化財団