図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

白岡市立図書館(埼玉県)

この日は、幸手市の権現堂堤に彼岸花を見に、バイクで出掛けることにしました。

何と言っても桜と菜の花の競演で名高い所ですが、紫陽花の名所としても知っていました。

しかし、彼岸花の名所でもあることは最近知りました。

 

その前に、白岡市の図書館に立ち寄り。

東北道蓮田SA/スマートICへのアクセス路を、東北道に沿って北上していくと、

図書館ではなく、生涯学習センターの案内が見えました。

これだろう、と案内に従っていくと、ガラス張りの美しい建物の中に

本棚が並ぶのが見えました。

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やはりここが図書館でした。

それにしても美しい。これは期待が持てます。

 

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パノラマ写真。扇形のようです。

アルコール液で手を消毒して、いざ中へ。

入口脇には郷土資料のコーナー。

埼玉県内の市町村史がずらりと並んでいます。

白岡市の都市計画図などまでありました。

 

お隣には、小さな郷土資料展示室。

周辺の遺跡で出土した土器などが飾られています。

立川金禄なる仏師の木彫作品、「軍鶏」も展示されていました。

 

一階は児童書、ヤングアダルト、新聞・雑誌。

 

漫画が結構充実しています。

はだしのゲン」「アドルフに告ぐ」など図書館での定番ものから、

進撃の巨人」「鋼の錬金術師」「名探偵コナン」「暗殺教室」「キングダム」

等々、最近の人気作が取り揃っています。

 

外周には音楽・軽スポーツ室、集会室などの扉が並んでいます。

やはり図書館だけでなく、教育施設としての役割も担っているようです。

 

 中央には、ガラス張りのエレベータ。

優雅な気分で二階に上がります。

 

こちらも外周には会議室、創作室、音楽スタジオなどが並んでいました。

 

本は新しめのものが多く、「地球の歩き方」「るるぶ」などは’18年版以降のものばかり。

この図書館が開設されたのがその辺りなのかな、と思い調べると、

平成30年(即ち2018年)10月1日開館とのこと。ドンピシャでした。

 

窓際には、外を眺めながら本が読める閲覧席が並んでいます。

バルコニー席への扉もあり、

バルコニーには、オープンカフェのように白い丸テーブルと椅子のセットが置かれています。

おお、これは良い!と思ったら、、、新型コロナ感染対策のため使用不可、とのこと。

これは、、、ちょっと理解できません。

屋外の方が室内の席より安全だと思いますが。。

 

大きな学習室もありましたが、同じく使用不可。こちらは理解できますが。

CD、DVDはあまり多いとは言えず、いずれもせいぜい千枚程度と見ました。

 

三階もありそうに見えるのですが、階段もエレベータも二階より上に通じていません。

採光だけのスペースのようです。

 

まだピカピカで、ゆったりとしたスペースで居心地の良い、この図書館。

蔵書数は約22万冊、との情報がありました。

 

周辺は高速道路と農地に挟まれた何もない所ですが、

市役所、保健センターなど、市の公共施設が集積しています。

古代蓮の繁る池を囲んで、道の駅のような売店がありました。

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店頭では白岡名産の梨を販売しています。

そういえば図書館の郷土資料展示室にも、梨栽培の歴史についての紹介がありました。

正直あまり安いとも思えなかったですが、せっかくなので大きな梨を1つ購入。

横にそば店もありましたが、営業は14時まで。

14時にはまだ数分あったのですが、既に完全に閉まっていました。

 

白岡が梨の産地というのは、実は全然知らなかったのですが、

北に向かって再び走り出した道は、右も左も梨畑。

埼玉県にもこんな所があったなんて、と心弾ませつつ幸手に向かいます。

この後、悪夢の出来事が待ち受けていることも知らずに。。

 

白岡市立図書館について/白岡市生涯学習センター