図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

川越市立西図書館(埼玉県)

2021年が静かに明けました。
しかし新年早々、ここ埼玉含む一都三県を待っていたのは、新型コロナ感染拡大による緊急事態宣言でした。

昨春の緊急事態宣言の際は、全国の図書館がほとんど臨時休館となってしまい、2ヶ月ほども寂しい時を過ごしました。
調べてみると今回、埼玉県では狭山市、吉見町、嵐山町などで臨時休館にしているようですが、
一部で開館時間短縮、サービス内容の制限などの動きはあるものの、ほとんどの図書館は開館しています。

とは言え、このご時世では遠出する気にはなれず、
かと言って、宣言明けまで1ヶ月の図書館断ちをするのも耐えられず。。
仕事に行く途中に、近場の図書館に寄り道させてもらいました。
川越市の西の端、JR的場駅からは1㎞ほどの所にある、西図書館。
小学校、公民館と一体化した図書館です。
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川越市内の図書館ではお約束の、監視員の爺さんがいる駐車場に車を停め、中へ。
これまた最近のお約束のアルコール消毒液、カウンターを覆うビニールシートに迎えられます。

ここはだいたい年に一回くらい来る所だったのですが、昨年は一度も来ていませんでした。
久しぶりに来て、改めて見てみると、通路も広く、なかなか広々としています。

同市内の東口図書館高階図書館と同様、ここも視聴覚資料がなかなか豊富。
CDも多いですが、特に凄いのが、VHSのビデオテープ。
VHSは嵩張るので、専有面積が大きくなるというのもありますが、
棚を6列ほども占めており、5千本以上はありそう。
DVDも置かれていますが、こちらはVHSの陰に隠れ、ひっそり置かれています。

館内には、気持ちの良さそうなソファがいっぱいありますが、全てロープが張られ使用禁止。
今回の緊急事態宣言を受けての措置でしょう。
ビデオの視聴席が9席もあるのですが、これも全て使用禁止。

川越市立では、高階図書館以外はどこもそうですが、本は全体的に古めのものが多い印象。

文庫本はなかなかの数ですが、やはり古めのものが目立ちます。
今まで気付きませんでしたが(或いは以前は無かったのか)、その横には、紙芝居のコーナーが。
「大人にもおすすめ」とのことで、「金色夜叉」の紙芝居なども置いていました。

洋書のコーナーもありました。数百冊はありますが、言語は英語のみのようです。
その隣は郷土資料ですが、中央図書館で力を入れているせいか、ここでは控えめ。

東口図書館にあった、観光パンフレットを収めたチェストが、ここにもありました。
ただし大部分の引出しは空でした。

この図書館、開館は平成14年、ということは2002年。
蔵書数は約18万冊で、内視聴覚資料が1.1万とのことです。
蔵書数、歴史とも、市内では中央図書館に次ぐ存在です。

周囲は、ちょっとハイソな雰囲気の新興住宅街。

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図書館の前の様子

大通り沿いにはお店も多く、向かいにはパン屋さんがあるのですが、
その横にはいつの間にかスターバックスが出来ていました。
調べてみると2年前に開店していたみたいですが、記憶に無かったので、
この図書館に最後に来たのも2年以上前だったということのようです。

更に100mほど歩くと、御伊勢塚公園という広い公園があります。
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この日は公園散策には格好の小春日和でしたが、コロナの影響もあってか、人は少なめでした。

施設案内 – 川越市立図書館