図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

村上市立中央図書館(新潟県)

今日から土日含めて7日間の休暇。
緊急事態宣言が空けるのを真面目に待っていたら、取得期限の年度末ぎりぎりになりました。
連続休暇には例年だと海外旅行に行っていたのですが、今のご時勢ではそれも叶わず、
せめてもの国内旅行に行くことにしました。

7日間というと思い出したのが、これ。
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北海道&東日本パス
青春18きっぷに比べると知名度は大きく劣りますが、
JR東日本、北海道の普通列車7日間乗り放題という優れもの。
必然的に行き先は北海道と決まりました。
埼玉の自宅を出て、4時台の東上線下り始発に乗車。
今日は高崎、新潟経由で秋田まで。
乗換アプリで検索してもこのルートは出てきませんが、実は福島経由よりこちらの方が早く着きます。

小川町、高崎、水上、と乗り換え、国境の長いトンネルを抜けると、雪国。
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しかし新潟平野に入るにつれ、雪は消えていきます。
更に長岡、新潟で乗り換え、村上に。
ここでは待ち時間が50分ほどあるので、街に出ました。

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駅前の様子

駅から歩いて10分足らずの所に図書館があるので、行ってみます。

やがて現れたのは、コンクリート打ちっ放しの洒落た外観の建物。
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中に入ると、インテリアもコンクリート打ちっ放しで実にお洒落。

しかし平日なので、かなり人は少なめ。閑散としています。

児童書、日本の小説は別の部屋になっていました。
小説は作者別の仕切りがありますが、これがかなり細かい。
著書が1、2冊の人にまで用意されていました。

郷土資料はなかなか充実。
ゆかりの作家コーナーには、大嶋満夫などの本がありますが、正直知っている人はいませんでした。
村上の名産である、鮭、漆、茶のコーナーもあり、関連の本が並んでいます。

奥の郷土資料コーナーという札が下がった所は、ビジネス、パソコン関連コーナーになっていました。
最近配置変えをしたのでしょうか。
パソコンの本は、数はともかく質はいまいち。
ガラスケースの中には、オズボーン・コレクション展として、
英国の古典絵本の展示がされていました。

カウンター内には、これまたお洒落な螺旋階段が。上は書庫になっているようです。

建物はまだ新しそうですが、蔵書は古いものも多く、歴史はありそうな図書館。
プラネタリウムも併設されています。
蔵書数は6年前で18.3万冊との情報がありました。

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手前がプラネタリウム

少し先に古い街並みがあるようなので、足を延ばします。
それにしても、鮭の遡上は聞いたことがあったけど、お茶の産地とは知らなかったな、と思っていると、
図書館から僅か100mほどの所に茶畑が!
こんな街中にあるのも珍しい。
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やがて、古い家がポツポツと建つ通りに入りました。
観光客風の人もポツポツ歩いています。
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調子に乗って先に先に進んでいると、気付けば電車に間に合うか微妙な時間に。
小走りで駅に戻ると、ぎりぎり乗せてもらえました。
あわよくば昼食も取りたかったのに、結局食べ物を買うことすら出来ず。。
空腹のまま再び電車に揺られます。

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