青函フェリーの上で朝を迎え、北海道に上陸。
七重浜の近くに着くと思っていたら、もっと東寄りだったので、フリーきっぷの使える五稜郭駅まで歩いて向かうことに。
青森駅から函館駅まで、船代1800円だけで来ようとは、我ながら凄い倹約術。
この日は函館駅の方に行ってから、五稜郭近くの函館市立中央図書館に寄る予定。
再び五稜郭駅から乗ることになるので、滅多に使わないコインロッカーに荷物を入れることを思いつきました。
300円で荷物を預け、ホームで電車を待っている時、、
あれ、図書館本当に今日開いてるかな?と急に不安に。
スマホで調べると、、この日、第4金曜日は休み!
でもよく見ると、(3月を除く)と。
ああ、大丈夫か、と安堵し、念の為開館カレンダーを見ると、、、
休館日の色になっている!?
どっちだよ!!と叫びたくなります。
電話しても、まだ早朝なので当然誰も出ず。。
まあ、休みだと考えた方が合理的でしょう。
目当ての電車は間もなく来るのですが、その次の電車が約10分後であることを確認して乗るのを諦め、一旦改札外に戻ります。
瞬時に色々な行動パターンを考えましたが、中央図書館に行かないなら五稜郭駅に戻ることは無いと判断。
数分前にお金を入れたコインロッカーを、泣く泣く開ける羽目に。
船を待っている暇な時とかに調べておけば。。せっかく節約したのにこんな無駄を。。と後悔しますが、
経営難のJR北海道、道南いさりび鉄道に寄付をしたのだと思って、自分を慰めることにします。。
函館駅の改札を出て、ソファで休んでいると、二階に「船と電車の図書館 いるか文庫」があることが判明。
まだ朝が早くて開いていないので、
帰りに寄ることにして、まずは駅からすぐの朝市へ。
観光客が本当に少ない。。
旅の序盤では土産は買わない主義なのですが、おばちゃんにほだされ、少々購入。
二色丼を朝飯にして、朝市エリアを後に。
中央図書館に行かないとなると、函館での計画は白紙。
とりあえず赤レンガ倉庫の方へ、ぶらぶら。
日本最古のコンクリート製電柱も健在。
更に南に行くと、港の見える坂と教会のエリア。
今回は荷物を預けなかったので、坂を上る気は無かったのですが、ここまで来ると引き返せず、
結局元町公園まで来ました。
教会群を眺めてから、そろそろ駅の方に戻ります。
急遽目を付けた、函館駅付近の図書館に歩いて向かうと、開館時刻10時の数分後に到着。
図書館のある二階に上がると、
思いの外小さな空間ですが、
開館を心待ちにしていた人たちなのか、中は結構賑わっています。
半分は児童書で、親子連れが結構来ています。
お母さん向けのジャンルもやや充実。
文芸、文庫はまあまあ揃っていますが、
それ以外の本は寂しめでした。
コンピュータ関係もせいぜい30冊くらい。
奥には、ガーデンへのガラス扉が。
開けられずに戸惑っていると、近くの職員の方が開けてくれました。
外に出ても、垣根に向かったベンチがあるだけで、特に何ということは無いですが。
ガーデンに向かっても、読書席が並んでいます。
郷土資料は無いかなと思ったら、
函館郷土史料のコーナーに百を超す程度の本がありました。
漫画、視聴覚資料は無いですが、
紙芝居、ぬのえほんは置いています。
布絵本を見たのは、一年前の信楽図書館以来。
寄贈された本のコーナーに、旅行前に読破した、函館本線へなちょこ旅が。
最新の4巻は貸出中のようでしたが、2、3巻は文庫コーナーにありました。
やはり道内での知名度は高いのでしょうか。
右隣はNHK、南には大きな屋根のお寺。
郊外、という雰囲気ですが、函館駅へは徒歩十数分の所です。
図書館ではなく、あくまで中央図書館の分室という扱いのようで、
web上の案内もおざなり。
函館での最後に、函館と言えば!のご当地バーガー店、ラッキーピエロでテイクアウト。
と思って行ったら、調理待ち時間が最低15分と言われ、、
電車の時間を考えると、残り時間がかなり微妙。
泣く泣く断念して帰ろうとすると、背中に、7分で出来ます!の声を掛けられ、やっぱり頼むことにしました。
駅に入る瞬間、すっかり忘れていた「いるか文庫」のことを思い出しました。
残り時間は後5分!
慌ててエスカレーターで二階へ。
売店と、子供向けの本の棚がありました。
他の本は、鍵のかかったガラスケースに。
コロタン文庫、カラーブックスなど、子供の頃見ていた懐かしい鉄道本が並んでいます。
頼むと開けてもらえるそうですが、時間も無いので外から見るだけ。
函館本線の電車の中で頬張る、ジンギスカンバーガーには大満足。
大沼公園辺りでは、乗客サービスか、徐行運転。
木々の間から覗く凍てついた湖面。実に絵になる光景でした。