2週間ぶりに、自転車で図書館巡りに出掛けます。
向かうは、志木、朝霞方面。
まずは、志木駅に直結した図書館があったので、そこに行きたかったのですが、、
この3月末に閉館したそうで、シャッターが閉まっていました。
思い出の地、というほど何度も来たわけでも無いですが、
馴染みの場所が知らない間に無くなってしまうのは、悲しいもの。
こんなことなら、去年のあの時、行っておくべきでした。
途中の公団住宅の建ち並ぶ一角に、公民館図書室があるようなので、そこに寄りました。
ここの前は何度も通ったことがあるのですが、図書室があるとは数日前まで知りませんでした。
玄関には「朝霞市北朝霞公民館」としか書いていないものの、
本の返却ポストが置いてあるので、”臭い”を嗅ぎつけることは出来たはずですが。
図書室は、一階事務室の横にありました。
中に入ると、棚の後ろの壁に本の分類と分類番号が掲示されている、昔ながらの図書室。
築4,50年といったところでしょうか。
専用のカウンターは無く、窓口は公民館の事務所と共用になっています。
奥に閲覧用のテーブルが2つありますが、これもまた古そう。
まさに、昭和の会議室という感じの質素さです。
この時の私以外の唯一の利用者、少年が一人読書していました。
小さな室内で、本の数も多くはありません。
建物同様、本も全体的に古めで、色褪せたものが目立ちます。
半分は児童書のようで、紙芝居も置いていました。
コンピュータの本も例外ではなく、置かれているのはWindows7、EXCEL2010など。
10年前で時が止まっていました。
雑誌は、主婦向けのものを中心に十数誌。
新聞は見当たりません。
文庫本はそこそこありますが、大半は時代小説、歴史小説。
司馬遼太郎、佐伯泰英、平岩弓枝などが目立ちます。
現代物では、東野圭吾がかなり揃っていました。
旅行書は、「るるぶ」「まっぷる」は揃っていますが、海外のものは少なめ。
「地球の歩き方」は無いのに、「歩き方リゾート」のシリーズは置いていました。
辞書、辞典類は意外に揃っており、
シンハラ語、カンボジア語、デンマーク語などのマイナー言語の辞書が置かれていました。
蔵書数は、1.5万冊との情報がありました。
武蔵野線が開通し、北朝霞の駅が出来たのが1973年、公民館の開館はその3年後の1976年とのことで、
ほぼ想像通りの歴史でした。