図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

朝霞市立図書館北朝霞分館(埼玉県)

北朝霞公民館図書室を出て、お次は北朝霞分館へ。
両者は名前も紛らわしいですが、距離も1kmと離れていません。
JR北朝霞駅東武朝霞台駅が向かい合う繁華街を過ぎ、坂を下っていくと程なく現れる、
大きな産業文化センター。
この中の二階にあります。

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背後には東武東上線の電車が

ここには20年以上前、一度だけ来たと記憶しているのですが、
昔過ぎて本当の記憶なのか自信がありません。
調べると、平成11年即ち1999年開館とのことで、来ているとしたら出来て間もなくのこと。
まだ全然古さを感じさせない館内に入っても、ちっとも記憶が蘇ることはありませんでした。
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先ほどの図書室よりは、遥かに広くて本も多め。
土曜日の夕方で、人も結構多めです。

入ってすぐ目についた柱の周りは、
文庫本の時代小説作家コーナーになっていました。
横に回ると、続いて、推理作家コーナーとミステリー作家コーナー。
何が違うのかというと、単に日本人作家と外国人作家で分けているだけでした。

横手には、その他文庫本の棚があります。
よく見ると小説、エッセイの類ばかり。
その他の文庫本は、各ジャンルの棚の方に置かれているようで、全て合わせればなかなかの数でしょう。
特に、料理のコーナーにある、食べ物に関する文庫本は充実していました。

柱周りの一角には、CDコーナーも。
数は多くはなく、400枚ほどと見ました。
落語、昔の歌謡曲、演歌などが多め。
クラシックや洋楽はあまり無いな、と思ったら、雑誌コーナーの下の方にも置かれていました。
合わせると600枚ほどでしょうか。

雑誌は、閲覧席を挟んだ両側に並んでいます。
最新号を入れるビニールカバーに通し番号が付いていて、99まで確認できました。
なぜか「ビジネス支援雑誌」コーナーのものには番号が無いので、それも含めると、120誌ほどあります。
四人掛けの閲覧机の真ん中には、段ボールとビニールシートで出来た、手作り感満載の衝立が。
コロナ対策で急遽拵えたのでしょう。

私がいつもチェックするコンピュータ関係は、Microsoft製品のガイド系の本が多く、今ひとつ。
そんな中、JavaC#の本はなぜか揃っていました。

奥の壁には、文学全集が並んでいました。
司馬遼太郎池波正太郎藤沢周平漱石といった定番の他、
陳舜臣ドナルド・キーン小林秀雄など、ちょっと通なものも。
宮城谷昌光沢木耕太郎といった現役バリバリの人も置いているのは、少々珍しいかもしれません。

朝霞市の図書館は、本館とこの分館、そして前記事で一つを紹介した図書室、と
三段のヒエラルキーになっているようです。
ここの蔵書数は約12万冊。
もちろん本館に次ぐ数です。

一階には、喫茶店がありました、
しかし店先には、発表会の衣装風の派手な女の子用ドレスが並んでいたり、雑多なものが色々売られていて、
何の店かよく分かりません。

産業文化センターの前からは、坂道を上った先の駅前の町が見通せます。

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北朝霞駅方面

しかしながら、坂の上と下では雰囲気がまるで異なります。
向かいはリサイクルセンターと畑。
すぐ先には、緑溢れる黒目川。

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目黒川ならぬ黒目川

橋を渡ると斎場に大病院、大学。
お店や住宅が集まる駅前から、歩いても5分程度の距離なのに、かなり郊外に来たような雰囲気です。

図書館北朝霞分館施設案内 - 朝霞市