図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

さいたま市立七里図書館(埼玉県)

片柳図書館から、僅か2kmほどの所にも別の図書館があるようなので、行ってみました。
車窓には、農地と住宅が混在する風景が続いています。
途中、大きな霊園もありました。

カーナビを頼りに辿り着いたのは、同じく見沼区の七里図書館。
こちらもまた、コミュニティセンターになっています。

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七里コミュニティセンター

館内に入ってすぐ、図書館の入口がありました。
そこから入るといきなり、新書、文庫、雑誌、CDに囲まれた大きな読書席エリア。
机には、段ボールとビニールで作った仕切りが乗っています。
先ほどの図書館にも似たものがありました。さいたま市で一括発注しているのでしょうか。

文庫本は、ここも佐伯泰英が幅を利かせています。
「あ行」「か行」などの分類だけで、著者名の仕切りも無い中、佐伯氏の作品だけ
「鎌倉河岸捕物控」「交代寄合伊那衆異聞」など、シリーズ名の仕切り板が。
先日行った東久留米市の図書館もそうでしたが、ここは特別待遇感が更に上です。

CDは、落語が多め。
ポピュラー系はほぼ昭和。もっと言うと昭和中期。
伊東ゆかり舟木一夫小林旭石原裕次郎ビートルズ等々、そもそもCDが無い時代の人が中心です。
新しいものは無いのかと探すも、見つかったのは平原綾香島谷ひとみといったところがせいぜい。
図書館のCDは得てして古めのことが多いですが、ここまでアップデートされていないのは珍しいのではないかと。

地域資料は、行政資料やさいたま市関連の本が多め。
コンピュータの本の品揃えは、まあまあと言ったところ。

児童書は奥の方にありました。
絨毯敷の絵本コーナーもあります。

蔵書数は約6.6万冊。
開館は2000年。白い床に木製の棚は、まだピカピカに見えました。

目の前は畑。

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図書館前の様子

周囲にお店の類は全く見当らず、何とも寂しい所。
東武野田線には七里駅がありますが、ここから2kmほど離れています。
130万都市さいたま市にあって、見沼区は想像以上に長閑な所で、実際以上に遠くに来た気分が味わえました。

七里図書館 - さいたま市図書館