図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

川越市立図書館霞ヶ関南分室(埼玉県)

修理に出していたバイクが、約一ヶ月ぶりに復活。
川越にあるバイク屋さんでバイクを引き取り、久々にショートツーリングへ。
まず向かうのは、バイク屋さんの比較的近くにある、
金曜と日曜の1時半から4時半しか開いていないという、謎の図書館。
バイクを取りに行くのは昨日でも良かったのですが、ここに寄るためにあえて日曜日にしました。

場所は、鶴ヶ島市狭山市との市境に近い、川越市の南西の端、霞ヶ関南小学校の中。
北側の大きな通り沿いに校門がありますが、部外者が入れる雰囲気は無し。
と言うか、日曜日なので閉まっています。
住宅地の狭い道に入り、南側に回ると、こちらの門は開いていました。
図書館はこの中ということなので、やや躊躇いながらバイクで進入。
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同じく小学校内にあった、上尾市平方分館に似ています。
校舎の手摺りなどを見ると、結構老朽化しているように見えます。
校舎一階の一角に、図書室がありました。

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正面のスロープが入口

川越市の図書館を四半世紀以上も利用していながら、ここを訪れたのは初めて。
このブログを始めなければ、一生来ようと思わなかったかも。

中に入ってみます。
規模の小さな所であるのは想像していた通りですが、意外にも職員さんが二人。
川越の図書館には大抵いる、駐車場のシルバー監視員はさすがにここにはいませんでしたが。
入った部屋は紙芝居、児童書ばかり。
これも小学校内の図書館なので、半ば予想通り。
お客さんは、途切れそうで途切れないという程度に入っています。

左奥に一般書の部屋がありました。
一見して、古い本が多いのが分かります。
中央の本棚は文芸書中心で、他の本は壁際の棚に。
文庫は海外物ばかり並んでいる、と思ったら、国内小説は文芸単行本の棚に紛れていました。

雑誌は数えるほどで、主婦向けのものが多い中、なぜか「鉄道ファン」がありました。

コンピュータ関係も、量質とも寂しめ。
WindowsXPの本などが目立ち、今時使える本はほとんどありません。
旅行書は国内向けはそこそこありますが、海外向けはかなり少なめ。

分室なので、当室単体での蔵書数は不明でした。見た感じでは、2万冊程度でしょうか。
開館は平成7(1995)年とのこと。蔵書や内外の雰囲気から、もっと古いかと思っていました。
2冊ほど古そうな文庫本を借りたのですが、後で見たら、どちらも平成7年刊行。
平成7年はそんなに昔と思っていなかったのですが、認識を改めなくては。。

なお、小学校の開校は1974年とのこと。
やはり、一般開放される前から図書室としては使われていたと考えた方が自然かもしれません。

図書室の前の空間は駐車場として開放されています。その脇には小学校らしく、ウサギ小屋が。
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日曜日の昼下がり。周辺には、ひたすら静かな住宅街が広がっていました。

施設案内 – 川越市立図書館