図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

つくば市立中央図書館(茨城県)

有休+週末でツーリングに出掛けることにしました。
泊りがけの旅は実に7ヶ月ぶり。
埼玉、東京以外の県に行くのも7ヶ月ぶり。
目的地は茨城県のキャンプ場。
外環道、常磐道を通り、谷田部ICで下り、つくば市に入りました。
広くてまっすぐの道ばかりで、アメリカのよう。
まずは、ずっと来たかった地図と測量の科学館へ。
以前は平日しか開いておらず、なかなか来られませんでしたが、今は月曜日以外は開いています。

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電子基準点

伊能忠敬が使ったという昔の物から現在の物まで、測量器具などが展示されています。
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ロビーの床には日本地図。
何だこれ?と思っていましたが、3D眼鏡を通して見ると立体になり、大迫力。
特に、海底の地形は馴染みが無いので、興味深いものがありました。
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歩いていける範囲に飲食店が何軒かありますが、なぜかラーメン店ばかり。
人気のありそうなタンメン専門店で昼食にしました。

お次は、つくば市の中央図書館へ。
つくば市の中心部、つくばエクスプレスの終点つくば駅の近くです。
スマホを頼りに辿り着くも、駐輪場が見当たらない。。
入口付近にはバイクは勿論、自転車を停める余地すらありません。
提携の駐車場はありますが、バイクは不可。周辺を走り回って、何とか3時間まで無料のバイク駐輪場を発見。
そこにバイクを停め、歩いて向かいます。

図書館と美術館が一緒になっています。

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図書館と美術館。玄関は一緒。

向こうには、エキスポセンターのロケットが。つくばらしい光景。
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美術館はさすがに有料だろうと思ったら、なんと無料。
この日は、建築事務所の宣伝風写真展示と、世界の名画複製画展をやっていました。
この内容なら、金は取れないでしょう。。
ちなみに、図書館は市立ですが、美術館は県の施設でした。

いよいよ、向かいの図書館に入ります。
入ってすぐ左手には、外国語の本が大量に置かれていました。
英語、中国語、韓国語の定番に加え、
スペイン語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、イタリア語の本も。

館内は、緑の庭を囲むように半円型になっています。
天井が高く、実に荘厳な雰囲気。

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中心にある緑地

真っ直ぐ進むと、視聴覚資料。DVD、CDとも豊富です。
続いて、雑誌、漫画、文庫。外国の雑誌も17誌ほどありました。

全集もの、新書などは古い本が多いてすか、全体的には新しめ。
コンピュータの本は、実用系、読み物系で分かれて、2箇所に置いてありました。

郷土資料も豊富です。
「つくばスタイル」なる雑誌が揃っています。
筑波山霞ヶ浦水戸黄門、納豆からガマの油の本まで。
筑波書林の「ふるさと文庫」は、400冊くらいズラリと並んでいました。
潮来市の図書館にもあった、茨城ローカル文庫です。

蔵書数は約32万冊と、立派なもの。
開館は1990年。つくば市発足から3年後のようです。

つくば市には、他にも官公庁系の無料の博物館が沢山あります。
つくば宇宙センターにも行きたかったのですが、4時には閉館ということでもう時間切れ。
代わりに、つくば駅の周りをちょっと散策。

バスターミナルの背後には、寛ぎたくなるような階段が。
ローマの休日」のスペイン階段のよう、と言っては過言ですが。
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階段の上にも、人工的ながらも美しい町並が続きます。
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歴史の浅い無機質な街だと思っていましたが、
なかなかどうして、人々の憩いを演出する魅力的な街が造られていました。

図書館:交通アクセス|つくば市公式ウェブサイト