桂のキャンプ場を出て、この日は福島県へ向かいます。
連泊するので荷物はテント内に置き、身軽になったバイクで出発。
まず訪ねたのは、久慈川沿いにある常陸大宮市の山方淡水魚館。
敷地内にはコミュニティセンター、歴史民俗資料館が集まっています。
早朝の内に通り過ぎるので行けないと思っていましたが、朝のんびりしていたせいでちょうど良い時間に着きました。
入場料は150円。
中に入るといきなり、オオサンショウウオ。
メキシコサンショウウオ即ち、懐かしのウーパールーパーがいます。
幻の魚と呼ばれるイトウもいました。
屋外の池には亀。
その向こうに見えるのが、コミュニティセンター。
続いて、歴史民俗資料館へ。こちらは無料。
前の広場にはミニSL、ミニ新幹線が。
SLは煙を上げる本格派です。
この辺りは旧山方町のようで、町章が飾られていました。
収蔵室は、古道具類が雑然と詰め込まれており、まるで物置。
近隣の農家には、こういうものがいくらでもあるのでしょうか。
壁に貼ってある年表は、1970年で止まっています。少なくとも築50年以上ということでしょう。
常陸大宮市の図書館は、ここから南に9kmほど。
これから北に向かうので、寄ることはちょっと出来ません。
何となく"匂い"がしたので、目の前のコミュニティセンターをガラス戸越しに覗いてみると、、
館内図に「図書室」の文字が!
スリッパに履き替えて、中に入ってみます。
図書室は、椅子16脚の会議室のような部屋の壁に、本棚が並ぶだけでした。
掃除中ということで、椅子は全部机の上に上げられていました。
3人の人の寄贈が元になっているようで、寄贈者の名前が掲げられており、
棚の上には、ロータリークラブへの感謝状、盾が飾られています。
背中にラベルの貼ってある本と、貼っていない本があります。
あらゆるジャンルが網羅されているわけでは無く、
歴史小説、歴史についての本が目立ちます。
寄贈者の趣味か、医学、園芸の本も多数。
全部合わせても、2千冊は無いくらい。
10年は軽く経っている古い本が多いですが、
改題後の「半沢直樹」など、ここ数年の文庫本も少しありました。
一応アップデートはされているようです。
このセンター、今年3月までは「山方農林漁家高齢者センター」という名だったようです。
常陸大宮市立図書館のサイトにも載っていないくらいなので、これを図書館と呼べるのか微妙ですが。
貸出も出来るとのことなので、図書館の一種と言って良いでしょう。
国道118号を走っていると、舟納豆なる奇抜な建物がありますが、その東側。
存在に気付きませんでしたが、JR水郡線の山方宿駅もすぐ近くのようです。