図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

四日市公害と環境未来館図書室(三重県 四日市市)

所用で、三重県四日市に来ました。
ホテルのチェックアウト前の隙間時間を利用して、近鉄四日市駅の周りを散策。

それにしても、駅前の道路は、車道も歩道も異様なまでの広さ。

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中央通り

まずは、駅西口にある、鵜の森公園へ。大きな神社があります。

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鵜森神社

近鉄、だと思っていたら6年前からあすなろう鉄道に変わっていた線路の踏切を越えると、、

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四日市あすなろう鉄道。高架の上は近鉄線。

東口の方には、アーケードの商店街が縦横に広がっています。
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そして、こちら側にも大きな公園、神社が。

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諏訪神社

9時半になったので、この時間から開くという、市立博物館へ。駅西口から徒歩数分の所です。

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四日市市立博物館

ここの一階に、環境・公害に関する本、約1万冊の蔵書を持つという、図書室があります。
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これを図書館と言えるか微妙ですが、市立図書館のサイトに載っており、
市立図書館の利用証で貸出も出来るということなので、図書館分館の扱いと考えて良さそう。

公害、四日市公害に関する本、環境、動植物や産業、特に工業に関する本などが並んでいます。
しかし、専門的な本や希少そうな本はあまりありません。
テーマに関係の無さそうな普通の小説も、ごく少量ですが置いていました。
大人向け、子供向けで分けられています。

エレベータで上に上がります。
五階はプラネタリウム
星の数は世界一と謳っていますが、どうやら今は一位の座を他に譲ってしまったようです。
プラネタリウムは有料ですが、外のJAXAによる展示パネルは見ることが出来ました。
四階は、子供向けの公害や環境についての展示をしていました。

三階が市立博物館の入口。
四日市の歴史を辿っていけます。
ボランティアガイドの方がいますが、時間があまり無いと言うと、とても簡潔な案内をしてくださいました。
名前の由来となる市が立つようになったのは、室町時代とのこと。

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四日市”の再現セット

二階に下りると、近現代。工業化と共に大気汚染、公害問題発生とその解決という経緯が学べます。
平日の朝一番なので、お客さんはほとんどいませんでしたが、
監視員、ボランティアといったスタッフはかなり多めな印象でした。

三階と二階はストーリーが繋がっているように見えますが、
市立博物館は三階だけで、二階は四日市公害と環境未来館ということになっているようで、少々複雑。
博物館のオープンは1993年。
リニューアルオープンは2015年で、この時に、公害と環境未来館と図書室がオープンしたようです。

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一階から上階を見上げる

短い時間での駆け足でしたが、四日市の中心部を堪能出来ました。
昨年訪れた市立図書館へも、10分も歩けば行けそうな距離。
あの時は、一年半後にこの街を泊まりがけで再訪しようとは、夢にも思っていませんでした。

四日市公害と環境未来館 - 四日市市立図書館