図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

市川市立南行徳図書館(千葉県)

期限切れ間近の東武東上線の回数券をもらってしまったので、都内へお出掛け。
和光市駅東京メトロの24時間券を買いました。
せっかくなのでなるべく遠くへ、ということで、東西線南行徳駅まで乗車。
東京都を通り越して、千葉県です。

駅から徒歩15分の所にあるという、南行徳図書館を目指して歩き出しました。
途中寄ったのは、南行徳公園。
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ダイナミックな落差の、人工の川がありますが、この時は水は流れていませんでした。
ちなみにGoogleMapだと、(えんぴつ公園)などと表示されるのですが、
現地にはそんな表示はなく、その由来は謎。

住宅地を歩いていくと、やがて真新しい公民館が出現。
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図書館もこの中かと思いきや、100mほど離れた所にありました。
今時珍しい、何とも古風な建物。
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入ると、手首で測るタイプの検温機がありました。

中も古風で、昔ながらのスチール棚が並んでいます。
本も色褪せたものが目立ちます。
国内小説の文庫は回転棚を4つ使っており、なかなか豊富。
他にも、棚の間のちょっと空いたスペースに文庫本が押し込まれています。

小さな図書館ながら、エレベータもあります。
二階に上がると、児童書フロアでした。

一階は文芸書、文庫本が中心かと思っていましたが、よく見るとあらゆる分野が揃っていました。
コンピュータの本は、マニュアル本ばかりで、いまひとつ。
雑誌は、入口付近のスチール棚に平積み。
新聞も階段の脇に平積み。
新聞・雑誌をこういう置き方にしているのは、ちょっと珍しい。

郷土資料は意外に充実しており、「市川市・千葉県の本」というコーナーになっています。
「行徳歴史街道」「行徳歴史年表」「行徳の歴史、文化の探訪」など、
行徳の本がこんなにあるのかと思いながらよく見ると、作者が全て同じ。
出版社も同じで、自費出版で知られる文芸社。なるほど、、そういうことか。
「行徳カタログ」「市川カタログ」なる超ローカルなタウンガイドも置いています。
現在は市川市の一部の行徳ですが、嘗ては別の町で、今も市川よりむしろ浦安との繋がりが強い、という話です。

この昭和にタイムスリップしたような図書館、開館は1983年。
蔵書数は一般書2.7万、児童書1.6万の計4.3万冊です。

お隣にあるのは、日枝神社。万治2年創建とのこと。
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七五三の参拝客を迎える準備中でした。

北に100mも歩くと、旧江戸川。水門があります。
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川の向こうは東京都の江戸川区
ちょうど対岸辺りに江戸川区立の図書館があるので、次はそちらに向かいます。

横から見るとそうでもなかったのですが、橋の上から見ると、なかなかの川幅。
と言うか、この辺りが特別広くなっているようです。
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南行徳図書館 | 市川市公式Webサイト