図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

浦安市立図書館猫実分館(千葉県)

当代島分館から浦安駅までは、徒歩5分ほど。
しかし浦安駅の近くには、また別の分館があります。
既に図書館を3つも回ったので、ここはもうパスしようかと思っていましたが、
当代島分館が思いの外小さかったこともあり、やっぱり寄ってしまいました。
駅から南に200mほど。
今度もまた、公民館になっており、返却ポストの口があること以外、外からは図書館が在ると分かりません。

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中央公民館。でも中央図書館ではありません。

そして、ここもまた新しそうな施設。
奥に図書館入口がありました。
雑誌、CD、DVD、文庫と続きます。
CD、DVDは申し訳程度の数ですが、文庫本は凄い。
27ブロック✕250冊の、約7千冊と試算。
決して広いとは言えない分館のこの規模で、この冊数はなかなかです。
ここも時代小説と一般小説に分けられています。
しかし先ほどと違い、昭和初期の浦安を舞台にした「青べか物語」は、時代小説の所にありました。

更に奥に進んで行くと、
小説以外の文庫本は、一般書の棚に紛れて置かれています。一体何冊のあるやら。
館内のインテリア、雰囲気は、当代島分館とよく似ています。
一般書、児童書の比は、3:1くらいでしょうか。

ここも旅行書の品揃えがまあまあ良く、
見慣れない、気になる本が結構ありました。

郷土資料は、半分カウンター内に入った所にあります。
ここにも「浦安カタログ」がありました。
そして、山本周五郎青べか物語」の単行本がここにも。
島戸一臣の「新・青べか物語」なる本も置いています。
ちょっと気になるけど、果たして地元埼玉の図書館にもあるだろうか。。
(後で調べてみたら、そこまでマイナーな本ではないようで、結構置いている所はありそう)

蔵書数は約4.7万冊。当代島分館よりも遥かに多く見えましたが、数字は意外に変わりません。
開館は1985年とのことで、これまた意外に時が経っていました。

もう20年以上前の話ですが、浦安市が如何に図書館に力を入れているか、というニュース特集を
テレビで見た覚えがあります。
時が過ぎ、どの町も立派な図書館を持っているのが普通の時代になりましたが、
狭い市域に、蔵書70万超の中央図書館と7つの分館という充実ぶり。
浦安市の持つスピリットは、変わっていないと思われます。

ちなみに館名は「ねこみ」ではなく、「ねこざね」です。
前述の通り、メトロの浦安駅から僅か200m。しかし駅前の喧騒とは無縁の、落ち着いた雰囲気でした。

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浦安駅

せっかく買った24時間券がもったいないので、そろそろ電車で移動します。

浦安市立図書館:問い合わせ先・アクセス