週末と祝日を利用して、約一年ぶりに郷里の奈良に帰省することにしました。
仕事を早めに切り上げ、4時半に埼玉の家を車で出発。
静岡の御殿場市の図書館が夜9時までやっているようなので、そこを目指します。
しかし金曜夜の道は混んでいて、東京都を抜け、神奈川県に入るだけで早くも約3時間。到底間に合いそうもなくなってきました。
(もちろん高速を使えば余裕なのですが、、この日は使わないと決めたので)
御殿場は諦め、夜8時までやっている、JR橋本駅近くの図書館に目的地を変更。
駅にほぼ直結した商業ビル、ミウィ橋本。
ここの六階にあるようです。
暗くてよく見えませんが、上の方には「橋本図書館」の文字もあります。
シースルーエレベーターなるものに乗って街を見下ろしながら、六階へ。
五階から吹き抜けで、お洒落な憩いのスペースになっています。
図書館の入口の前は、インナーガーデンなる休憩スペース。
勉強している学生もいます。
中に足を踏み入れると、、
直立不動の警備員が二人並んで、睨みを利かせています。
いったい何事かと思いましたが、気にせず中へ。
左手には、音と映像のコーナーなる部屋が。
中にはCD、VHSがずらりと並んでいます。
VHSは一昔前の映画が多く、まるで30年くらい前のレンタルビデオ屋のよう。
DVDも少しありました。
隣には朗読図書コーナーがあり、こちらはカセットテープでした。
お次は、調べものコーナー。
これも独立した部屋になっていて、職員さんも二人。
参考図書、郷土資料がズラリ。
郷土資料は、行政資料、調査資料などかなり真面目に揃っています。
都会のお洒落図書館と甘く見てはいけません。
ようやく一般書コーナーへ。
真新しいインテリアに似合わぬ、古風な文学全集の類が、大量に置かれています。
隅の方の、非常口に向かう通路が、文庫、新書エリアになっています。
非常口前には、防犯ブザーが置かれており、
「不審者をみかけたら、まよわずひもをひいてください」との掲示が。
う〜ん、これは。。最近何か事件でもあったのでしょうか。。
少々ビクつきましたが、周りの利用者はもちろん何も気にする様子はありません。
外国語の本がなかなか充実しています。
英語、中国語、韓国語に、その他の言語も少々。
英語の本は優に千冊以上はあります。
雑誌も多く、百誌以上。
コンピュータの本も、専門的なものはあまりありませんが、細かく分類されており、そこそこ充実しています。
座る所もたくさんあり、窓際の読書席からは、橋本駅のホームが手に取るよう。
間もなく、閉館の8時。
警備員に見送られながら退館しました。
少々不穏な空気が気になりましたが、
便利な立地に豊富な蔵書の、綺麗な図書館でした。
蔵書数は堂々の32万冊。視聴覚資料は1.5万点。
開館は2001年とのこと。
館内は早くもクリスマスムード。イルミネーションを裏から見ることが出来ました。
それにしても、御殿場に8時台のはずが、遙か手前の相模原で8時を過ぎるとは。
再び車を走らせますが、結局この日は御殿場の手前の小山町で力尽き、車中泊。
何とか静岡県には入れたので、良しとします。