図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

おおぶ文化交流の杜図書館(愛知県 大府市)

愛知県に入っても高速道路には乗らず、その代わり高速並みに整備されつつある国道23号線を通って、大府市まで来ました。
名古屋市のすぐ近くで、自動車関係の工場でもあるのだろう、という位のイメージしか無い街ですが、
ネットで調べたら、ここの図書館がちょっと面白そうだったので、行ってみます。
カーナビとGoogleMapが異なる道を示すので困りましたが、
どうやら新しいアクセス路が出来ていて、それがカーナビには入っていなかった、ということのようでした。
図書館には珍しい、大きな立体駐車場に車を停め、中に入ります。
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図書館に入ると、「貸出図書数全国一位」を自慢する、大きな垂れ幕が。
よく見ると、同規模自治体で、という但し書きがありますが。

ワンフロアで、かなりの広さです。
お客さんも多い。図書館としては滅多に見かけないレベルの賑わいです。
全国一の称号も、伊達では無さそう。

早速館内を見で回ると、
見慣れない装丁の文庫本で占められた棚が。
ライトノベルのレーベルでした。

洋書も豊富。
英語中心ですが、スペイン語ポルトガル語も少々あります。
裏は、英語多読コーナー。
薄い簡単な英語の本が大量に並んでいます。

都市間交流コーナーには、
オーストラリアのポート・フィリップ市、新居浜市小矢部市長浜市王滝村遠野市新城市の関連本がありました。

コンピュータの本もかなりの数。
microsoft製品のマニュアル本が多いのは、いただけませんが。
旅行書は、よくあるありきたりな本が大半、という印象でした。

雑誌は160誌ほどと充実しています。

漫画も多いです。
ただし古めなものが多く、ほとんどが20年以上前の作品。

館内に、ガラス張りの部屋が2つ。
一つでは等身大人形の写真展が、
もう一つには、象と鳥のトリックアート展と称して、大きな象の張りぼてが置かれていました。
読書の杜なる、小さな中庭もあります。

大府にゆかりのある人の本を置く、「大府人」なる棚も。
何人か紹介されていましたが、私が知っているのは、レスリングの吉田沙保里だけでした。

来館した有名人のサインも飾られています。
あいにくこれも知らない人が多く、私が知っているのは有栖川有栖諏訪哲史の両作家のみ。
まとまった郷土資料コーナーは見当たりません。

この綺麗な図書館、開館は2014年。
ホールやレストランも併設された、複合施設。
ホールでは、ローカルなお笑いコンテストが催されていました。

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館内の様子

蔵書数は約33万冊。
休みは基本、月に一日で、開館時間も朝9時から夜8時までと長いです。
貸出数の多さも頷けます。

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正門はこちらでした

周囲は新興住宅地。横には大きなホームセンターがあります。
大府の街について深く知ることは出来ませんでしたが、この図書館が一つの観光資源と言えるかもしれません。

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正面玄関からの眺め

おおぶ文化交流の杜 図書館