図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

有田町東図書館(佐賀県)

松浦鉄道に乗って、伊万里から有田へ。
f:id:n344sj:20211226141935j:plain
青春18きっぷが使えないので、切符を購入。13kmで460円は、少々お高い。
有田は乗り換えだけの予定でしたが、伊万里で長居して電車を遅らせたせいで、1時間以上の待ち時間が出来ました。

f:id:n344sj:20211226142018j:plain
有田駅

となれば、駅近くにある図書館を訪問するしかありません。

f:id:n344sj:20211226142052j:plain
図書館の入る生涯学習センター

駅前の道をまっすぐ進むと数分、生涯学習センターの一階でした。
リノリウムの床にスチール棚、昔ながらの図書館といった風情です。

郷土資料は、扉付きスチール棚に入っています。
陶器、磁器、有田内山の町並みなどの資料が豊富に揃っています。
「陶器図録」昭和17年、「陶器講座」昭和10年など、かなり古い本も普通に置いています。
支那陶磁全書」に至っては、古すぎて年代不明。明治時代でしょうか。
皇室関係の資料も多数置いています。
有田との関係は分かりませんが、皇族がよく訪れていたり、皇室御用達の品を作っていたり、というところでしょうか。
ついでに、芸術の本もこのエリアにあります。

児童書のエリアは小さめ。
半円型の不思議な形の畳敷きスペースがありました。
漫画も児童書エリアにありますが、「山口六平太」「家栽の人」など、大人向けの作品もあります。

視聴覚資料はCD、DVD、VHS合わせて200くらい。
コンピュータの本も少なく、50冊くらい。

文庫本はそこそこありますが、少々くたびれた本が目立ちます。
椅子の脚にはテニスボールが嵌め込まれています。消音のためでしょう。

設立は2010年という情報を見つけましたが、設備も蔵書も、到底そんなに新しくは見えなかったので、どこかから移転してきたなどの経緯があるのでしょう。

重要伝統的建造物群保存地区の、有田内山の町並みは、お隣の上有田駅の方が近く。
ちょうど上り線の電車があるので、一駅乗車して行ってみました。

f:id:n344sj:20211226142155j:plain
上有田駅

昔、人でごった返すGWの陶器市の時に訪れたことがあるのですが、今は冬の夕暮れ時。あの時とは打って変わって、誰もいません。
f:id:n344sj:20211226142302j:plain
陶器の欠片などを用いたトンバイ塀は、裏通りにありました。
f:id:n344sj:20211226142318j:plain
20分後の下り電車に乗るため、慌ただしく戻ります。
ここで乗り遅れたら、無人の町で途方に暮れるところでした。

アクセス 有田町立図書館 -Arita Town Library-