図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

杉並区立今川図書館(東京都)

今年の年末こそは帰省する気満々だったのですが、コロナはともかく、天候のリスク諸々で、泣く泣く今年も見送ることに。

この日は12月30日。どうやら休みの間で唯一の小春日和。
帰省するつもりで年越しの準備は終えていたので、バイクで出かけることにしました。

大概の図書館は、遅くても29日辺りから年末年始休業に入りますが、特に東京23区では開館している所も少なくないようです。
(区内全館ではありませんが)
杉並区、品川区、江戸川区は30日まで、
千代田区は31日まで、
葛飾区に至っては元日含め、年末年始無休!

開いている中では、埼玉の家から一番近そうな、杉並区の図書館に行ってみることにしました。
去年のこの日は、埼玉県内で珍しく開いていた、北本市の図書館に行ったのですが、思えばあの時は県外移動の自粛令が出ていたのでした。

大きな渋滞も無く、一時間ほどで杉並区に。
まずは、善福寺公園に立ち寄り。
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紅葉の名所ですが、さすがにもう遅いようで、秋の彩りは無く、完全に冬模様。
しかし北本市の自然観察公園とは違い、人で賑わっています。
その周囲は、目を見張るような豪邸が建ち並ぶ高級住宅街でした。

大きな鳥居と駐車場が見えたので、ここにも寄りました。井草八幡宮
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鳥居はともかく、こんな巨大な灯籠を見たのは初めて。
広い境内はすっかり初詣準備モード。
ですが、この日も参拝者はそれなりに来ていました。
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そこから、青梅街道を渡って数百m。
着いたのは、住宅街の中にある、今川図書館。
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駐車場は身障者用しかありませんが、バイク置き場はちゃんとありました。
住宅街と思いきや、東隣は畑。大きな葱や大根が育っています。
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南に回ると、こちらはレモン?畑。なぜか実は地面に落ちていますが。
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農地に囲まれているとは予想外でした。

中に入ります。
入るとすぐ、リサイクル本のコーナーがありました。上下巻の内の下巻だけだったりして、欲しいものは見当たらず。
雑誌は100誌ほどと、なかなか豊富。
そして、東京の図書館に来るといつも思いますが、やはり人が多い。閲覧席はかなり埋まっています。

更に進むと、さほど広いとは言えない館内に、本棚が立ち並んでいます。

洋書も少し置いています。
Patricia Cornwell、Dan Brown、Jeffery Deaverなど、ベストセラー作家の本が目立ちました。
コンピュータの本はWORD、EXCELなどのマニュアル本が多く、いまいち。

文庫本は豊富。5千冊くらいはあります。

郷土資料は、行政資料が中心。
杉並区教育委員会発行の本などもありました。

旅行ガイドは、約2/3が海外と、少々珍しい状況。「地球の歩き方」は揃っていますが、国内旅行ガイドはかなり寂しめです。杉並区民は海外旅行派が多いのでしょうか。

二階はこどもの本と、60歳以上が利用できるという、ゆうゆう今川館。

開館は2007年とまだ新しいこの図書館、蔵書数は約13万冊。
杉並区には中央図書館は別格として、このくらいの10万冊超の図書館が11もあるようで、さすが東京都は充実しています。

年内最終日のこの日は、通常(日祝以外は夜9時まで!)より短い午後5時までの開館。閉館30分前のアナウンスを聞いて、今年の図書館巡りを締め括りました。

これで、今年書いた記事は、去年を上回る126。
北は稚内から南は志布志まで、28都道府県を回りました。
長々と続いた緊急事態宣言のせいで9月までは低調でしたが、最後の3ヶ月で我ながら驚異的なペースで伸ばしてしまいました。
さて来年は、どんな年になることやら。

今川図書館:施設案内:利用案内・施設案内|杉並区立図書館