図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

渋谷区立本町図書館(東京都)

新宿区の次は、渋谷区の図書館へ。
オペラシティの北の都道の近くにある、本町図書館を目指します。
都道から左折しようとすると、進入禁止。
やむなく次で曲がろうとすると、今度は階段。。
その次は、また進入禁止。。
なかなか曲がれる所が無く、ようやく曲がれたと思ったら、その道は、歩行者天国の商店街。。!

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幡ヶ谷六号通り商店街

しかし、これ以上遠回りはしたくはないので、エンジンを切って押し歩き。
50ccのスクーターで来たのが、功を奏しました。
歩行者天国を途中で抜けて、住宅地の狭い道をクネクネと東に進むと、辿り着きました。
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その先には、お洒落にリニューアルされた銭湯がありました。
その先は上り階段になっていて、都道から入って来られなかったのも納得の地形。

玄関に進むと、隣の道からも入れるようになっていました。
小さな公園スペースもあり、どうやらこちらが正面のよう。
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アクセス路は狭く、周囲は家々が密集していましたが、館内は意外にゆったり。
カウンター前には広い空間があります。
床は絨毯敷。スチール棚の側面は木材になっていて、温かみがあります。

一階は文芸書に、児童書、主婦向けの本。
長い棚に文庫本がズラリと並び、北新宿図書館とは対照的。

AV資料の棚がありますが、白いシーツを掛けられて見ることが出来ません。
コロナ対策でAVブースが使用不可のため、とのこと。館内視聴専用なのでしょう。

二階に上がります。
事務室の前に、地域資料コーナーがありました。
行政資料が多く、渋谷についての本は少し。
その中に、なぜか2013年5月の時刻表がありました。
見てみると、「かわりゆく渋谷」の特集が載っており、納得。
東急東横線渋谷駅が地下化された時のものでした。

三階は新聞・雑誌と、会議室という名の学習室がありました。
館内に人は少なめでしたが、ここにはそこそこ人がいました。
雑誌は200誌近くと、なかなか充実。

開館は平成元年(1989年)。まあそんなものかな、という印象でした。
蔵書数は、開架が約9.2万冊、閉架が6.2万冊。
ベールに包まれていた視聴覚資料(DVD、LD)は4千点。
最寄り駅は京王線の初台で、東京オペラシティ新国立劇場も近く。
甲州街道や首都高も近くですが、そうと感じさせない、とても静かな空間でした。

本町図書館 案内 - 渋谷区立図書館