車で出掛ける用があったので、少し足を伸ばして板橋区の図書館を訪ねます。
やって来たのは赤塚図書館。
東京23区にしては珍しく、利用者は1時間無料の駐車場があるようなので、ここを選びました。
駐車場がさぞ混んでいるかと思いきや、空っぽでした。
一階は区役所支所で、三階には新型コロナワクチン接種会場が造られていました。
それなのに駐車場がこんなに空いているとは。私の住む埼玉と、東京との生活習慣の違いを実感。
図書館は二階。階段を上って館内に入ると、なかなか広々としています。
入ってすぐ、郷土資料コーナーがあります。置いているのは、ほぼ行政資料。
「みどりのあかつか」なるコーナーには、園芸、農業などの本がありました。近くに植物園、公園などがあり、東京にしては自然豊かな土地だからでしょうか。
文庫本はかなり豊富。1万冊以上はありそう。
と思ったら、外国文学がまた別の所にあり、ハヤカワ文庫だけで棚5列も。
合わせれば、文庫本だけで2万冊はあるかも。
新書の棚は、レーベルごとに分けられていて、
講談社+αは黄色、ポプラ新書は黄緑、カドカワoneテーマは藍色、と綺麗に色分けされていました。
コンピュータの本は、数は多いですがやや古めのものが目立ちました。
奥には、児童書の部屋がありました。
その前に洋書コーナーがあります。小説類は少なく、絵本が多め。
換気のため網戸になっている窓の外に見えるのは、ひたすら住宅。
視聴覚資料も置いています。
CDが数千枚、DVDは数百枚といったところ。
蔵書数は約12万冊。
開館は1976年ですが、2011年に建て替えられたとのことで、まだとても綺麗でした。
地図で見るとすぐ近くの、赤塚植物園に行ってみます。
スマホの地図を見ながら適当に歩いていきますが、入口がどこか分からず、その次に行こうと思っていた乗蓮寺に先に着いてしまいました。
ここは東京大仏がある寺。存在は昔から知っていましたが、来たのは初めて。
拝観料は無料です。
階段を上っていくと、山門の横に巨大な布袋様。一瞬これが大仏か?と早合点しそうになりますが、
更に上ると、堂々と鎮座する、漆黒の大仏がありました。
植物園の入口は、お寺のすぐ横でした。
花の少ない時期ではありますが、梅や水仙が咲いていました。
植物園の裏口を出ると、下り階段。
下り切ると、今度は上り階段。
階段を上ると、近くて遠い図書館に戻ってきました。
場所は、東武東上線下赤塚、成増、都営地下鉄西高島平の3駅の中間辺り。
徒歩10分ほどの散策で、東京の地形の複雑さを実感できる一角でした。