天気の良い休日、神奈川県の秦野まで車で出掛けました。
2年前に出来た新東名の伊勢原大山ICで高速を下り、国道246号の渋滞を避け、山際の細い道を走ると、
桜の綺麗な神社が現れたので、ちょっとお参り。
相模國三宮という、比々多神社。
周囲の何気ない山村風景に癒されます。
やがて、秦野にあるイオンショッピングセンターに着きました。
埼玉の家を出てから、3時間超。思いの外、時間がかかりました。
この大きなイオンの敷地の片隅には、公民館、その中に図書室があります。
テナントのミスタードーナツが目の前にあったりして、ほとんどイオンの一部と化していますが、
買い物客で賑わうそちらと違い、こちらに訪れる人はまばら。
入った奥にあったのは、畳20畳分も無いくらいの小さな図書室ですが、専任の職員さんが一人いました。
半分くらいは児童書で、一般書は小説がそれなりにありますが、他の分野はかなり少なめ。
文庫本もあります。時代小説が大半。
池波正太郎、司馬遼太郎、藤沢周平といった大御所の、古い単行本が結構置いていました。刊行は40年ほども前。
そんな中、寄贈の郷土資料も置いていました。
全体的に本棚は低いのに、ここだけ手の届かない高さの棚。
「秦野市史」はもちろん、「秦野水道百年史」「秦野市教育史」などマニアックな資料が、手の届かない上の方に置かれています。
蔵書数は、7400冊ほどとのこと。
秦野市には、ここ含め11も公民館図書室があり、それぞれ5千~2万ほどの蔵書のようです。
いつ開館したのかは分かりませんでしたが、イオンの開業が1995年とのことなので、それより前では無さそう。
その後は、弘法山公園に桜を見に行きました。
山の斜面を覆うように桜が咲き、神奈川の吉野山とでも呼びたくなる光景。
花はちょうど見頃で、花見客やハイキング客で賑わっていました。
標高200mほどの小山ですが、展望台からは、秦野の街が一望。
その向こうには富士山もくっきりと、、とはいきませんが何とか視認できました。