図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

足立区立江北図書館(東京都)

鹿浜図書館の前で知り合ったお爺さんに勧められた、江北図書館へ。
途中環七を越え、バイクで5分ほど。同じ区立図書館同士で、距離は1kmもありません。
お洒落なアパートに挟まれた道を進んでいくと、

ありました。
区役所支所などが入る、江北センター。先ほどは鹿浜センターだったので、よく似ています。

窓には、「川があふれたとき、ここまで水が来ます。
予想される最高水位 3.5m」の表示。
となると、一階にある図書館は完全に水没。。分かっているのなら、二階にすべきでは?と思わないでも無いですが。

横には、八重桜が美しく花を咲かせる並木があります。
川が流れているのかと思ったら、遊歩道。
川を覆ってしまった、暗渠というやつのようです。
「じんりょうばし」なる橋が残っています。

洪水を起こす川というのは勿論これではなく、数百m南を流れる荒川のこと。

図書館に入ります。
すると、館内も桜の装飾で溢れていました。
天井から、白とピンクのテープ(新聞を縛る紐みたい)、花びらが下がっています。
その下の通路は「江北さくらロード」。
「昭和のあだちふり返り写真館」として、本棚の横に写真が飾られていました。

規模、品揃え、雰囲気、人の入りも、先ほどの鹿浜図書館とよく似ています。
本は多いとは言えませんが、文庫本はまあまあ豊富。
視聴覚資料、漫画は無し、というのも同じ。
コンピュータの本は、さっきの方がちょっとマシ、というレベル。

そして、ここも郷土資料は行政資料のみ、、と思ったら、
向かいに「あだちコーナー」がありました。
朱川湊人尾崎豊早乙女勝元金八先生など、ゆかりの人の本が並びます。
北野武ビートたけし)の本は30冊ほども。
尾崎豊朝霞市では?何の縁?と思ったら、亡くなったのが足立区の民家だったようです。
「足立区が舞台の小説」もあります。
高村薫マークスの山」は昔読んだのですが、足立区が舞台だっけ。。?思い出せません。

雑誌は120誌ほど、、
と思ったら、婦人誌が児童書コーナーに50誌ほどありました。

八重桜の拝める窓側には、番号制の閲覧席、パソコン使用席。
と思ったら、入口に番号制は廃止したと書いていました。

ここには防犯カメラは無いな、と思ったら、
天井の隅に全方位型の防犯カメラっぽい物が設置されていました。

開館は1986年。2017年に改修、再開しているようです。
蔵書数は一般書4.4万、児童書2.2万の、約6.7万冊。
歴史、規模とも、やはり鹿浜図書館とよく似ています。
しかし、事前の口コミ情報とは違い、鹿浜より蔵書はやや少ないようでした。

もう一度桜並木を堪能してから、次へ。
来た道は一方通行だったようで、住宅地の中を迷走しながら環七に戻りました。

江北図書館|足立区