図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

日光市立日光図書館(栃木県)

早起きして、日光白根山登山に出かけます。

丸沼高原スキー場に車を停め、ロープウェイで山頂駅へ。

と言ってもここは山頂ではなく、標高2000mのここからスタート。

名前が気になって寄ってみた、血の池地獄

と言うほど赤くはありませんが、水中に謎の巨大卵が浮遊しており、不気味でした。

地獄から一転、天国のような光景の五色沼

ここから、標高2578mの山頂を目指します。
途中、鹿に遭遇。日本の山地で鹿を見ることは珍しくもないですが、こんな高地にもいるとは。

山頂には、中禅寺湖も見渡せる絶景が待っていました。
関東最高峰で、ここより北にはこれ以上高い山は無いとか。

再びロープウェイ山頂駅に戻り、ゴール。
予想より大幅に遅く、午後4時ほどになってしまいました。

この日は日光市の郊外、中禅寺湖寄りの郊外に宿を取っています。
予定ではホテルにチェックインしてから、夕方6時まで開いている日光図書館に歩いて行くくらいの余裕があるはずだったのですが、
気が付けば、車を飛ばしても間に合うかどうか、ぎりぎりの時刻。
この日は日曜日。翌月曜日は休館日なので、何としてもこの日の内に行かねば。
中禅寺湖も素通り、いろは坂をスイスイ下り、ホテルも通り過ぎ、閉館十数分前に滑り込み到着。
日光市役所の中にある一室、だと思っていたら、今市市と合併してから市役所は旧今市市域にあるようで、ここは支所でした。

駐車券を取り、慌てて中に入ります。
木製タイルの床に、白いスチール棚。かなり新しそうな図書館です。
中央部には閲覧机が幾つかあり、広々とした空間になっています。
その周りを本棚が遠巻きに囲むような感じで、本の数はさほど多くなさそう。

しかし、やはりここは歴史と伝統の町。郷土資料は充実しています。
「日光に関する本」はもちろん「徳川家に関する本」「外国人の見た日光」などのコーナーがそれぞれ充実の蔵書を持っています。
こちらも合併して日光市となった、足尾銅山を抱える足尾町に関する「足尾、田中正造に関する本」もあります。
「栃木に関する本」には古めかしい「下野史談」のほか、「食べ歩き」なるコーナーも。

雑誌は35誌ほど。
洋書コーナーもありました。置いているのは数百冊ほど。

別室として、辞書類の並ぶリファレンス室に、学習室、おやこどくしょしつもあります。

CD、DVDもありました。
数は多くありませんが、DVDは郷土もの、アニメが比較的充実しています。

蔵書数は約10.8万冊。
1977年開館ですが、現在の施設はやはり新しく、2018年にオープンしたばかりのようです。
僅か10分ほどの時間しかありませんでしたが、思いの外小さな図書館だったので、見て回ることが出来ました。
しかし、慌てていたので写真を撮り忘れたことに、ホテルに着いてから気付きました。。

翌日は、寂光の滝を見てから、

世界遺産日光の社寺」エリアへ。
日光のシンボルと言えば東照宮ですが、ここは昔行ったことがあるので、今回は輪王寺二荒山神社を見ることにしました。

輪王寺の駐車場に車を停めます。ここは一日500円と、この近辺ではかなり安め。
すぐ隣の東照宮は600円だったり、二荒山神社は700円だったりと、なぜか微妙に異なります。

三仏堂、宝物館、大猷院のセット入場券を購入し、
まずは宝物館へ。
中に、逍遥園なる庭園がありました。

三仏堂は九年に一度の秘仏の特別開帳中とのことでしたが、その秘仏「鎮将夜叉尊」は、数センチのミニチュアサイズ。
当然撮影禁止です。

やや離れた所にある、大猷院は、徳川光秀の墓所
金箔張りの寺院は、金閣寺中尊寺金色堂と並び日本で三例とか。

解説によると、山門にあった「烏摩勒伽(うまろきゃ)」なる仏は、日本でここだけとか。
膝に象さんがおり、これが「膝小僧」の語源とか。本当か?と正直思ってしまいましたが。

大猷院の横にある、二荒山神社

輪王寺もそうでしたが、こちらも東照宮に負けず劣らずの派手な装飾でした。

代表的存在の東照宮はパスしてしまいましたが、充分に日光の歴史的建築を堪能できました。

最後に、忘れずに図書館の写真を撮影してから、

日光の町を後にしました。

施設案内 日光図書館 – 日光市立図書館