図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

港区立高輪図書館(東京都)

この日のメインイベントは、六本木一丁目の美術館訪問。

鑑賞を終えると、時刻は4時過ぎ。
六本木には公共図書館は無いようなので、2つ隣の白金高輪駅へ行ってみます。
六本木一丁目駅に戻ると、ちょうど白金高輪行きの電車が来ました。

白金高輪に着き、外に出ようとすると、図書館の案内が。
外に出るまでもなく、駅直結でした。

区役所支所もある、高輪コミュニティーぷらざの三階にあるようなので、階段で上がっていきます。
二階には、絵画が飾られていました。美術館の余韻に浸れました。

続いて三階。図書館入口がありました。

正面はカウンターですが、その左右に長く伸びる、細長い作り。

カウンター前には、沖縄返還50年として、
沖縄関連の本が並べられていました。

左の方に進むと、CDコーナー。棚が2,30mは続く様は圧巻。
ラインナップは古めの印象は拭えませんが、なかなかの数。
向かいには、DVDも置いています。

「イタリア大特集」と銘打った、移動式の棚もありました。
オペラのDVDなどが置かれています。

長いCD棚の裏は、雑誌コーナーでした。200誌はありそう。
団体広報系の雑誌は別途、チェストに入っています。

右は、こどもしつ。児童書エリアです。
カウンター裏の小さな視聴覚室は、読書室として開放されていました。

館内中央の階段で四階へ。四階もやはり細長です。

図書館の歴史を記す年譜が柱に貼ってあったので、見てみると、
三田図書館分室として開設されたのは1967年。3年後に高輪図書館となり、今の地に移転したのは1995年。
そして今年は改修工事の年のようです。

右奥には、行政資料という名の郷土資料コーナー。
港区というより東京に関する本が多め。
重厚な「赤穂義士史料」がありました。義士たちの眠る泉岳寺が近いからでしょう。

語学書の横には、洋書があります。
英語以外は見当たりませんが、なかなか豊富。

奥の壁伝いは、50mはあろうかという文芸書の棚になっています。これも圧巻。
コンピュータ本もそこそこの数で、開発者向けの高度な本も置いていました。

左奥はレファレンスコーナー。
参考図書に、ヤングアダルトの本もここ。
これまた長い文庫本の棚が、仕切り代わりになっています。
ここでも、中高年に大人気の佐伯泰英は、専用棚が用意されていました。

猫コーナーも設置されていました。
近くの郷土歴史館で開催している、Life withネコ展と連動した企画のようです。
漫画に関する本はありますが、漫画そのものは「きょうの猫村さん」や、西原理恵子の本が少しあるのみ。猫で繫がったのは偶然でしょうか。

この日は日曜日。通常は夜8時まで開いているのですが、日曜は5時閉館。時間になったので外に出ました。

白金高輪と言えば、ハイソでお洒落な街というイメージだったのですが、
少なくとも図書館のある出口を出ると、幅広い国道1号線が街を貫くのみで、向かいはガソリンスタンド。正直何もありません。

国道の反対側から

14万冊ほどという図書館の蔵書も、イタリア特集や豊富な洋書にはらしさも感じたものの、さほど特徴的ではなく、普通と言えば普通でした。

周囲を散策しようと少し歩くと、お寺がありました。

重秀寺

あいにく、もう門は閉ざされていましたが。

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