図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

木津川市立山城図書館(京都府)

奈良を後にし、お次は福井へ。先日の大雨で北陸道が一部通行止めということもあり、一般道でのんびり向かいます。
奈良県内では図書館に行く機会はありませんでしたが、お隣の京都府木津川市の図書館に寄ってみます。
立山城図書館が、「アスピアやましろ」なる総合文化センターの中にある模様。
カーナビを頼りに到着した駐車場からは、緑溢れる田園風景が、その先には木津川の土手が拝めます。

図書館はこちら。

正面。入口の脇には、鏡と書かれた円盤状のオブジェが。

とりあえず中に入ってみます。
館内はトの字型で、中央部は天井が高くなっています。少々複雑な構造。
タイル模様の絨毯で、なかなかお洒落なインテリアです。

はえほんコーナー。
中央には雑誌棚を囲むように、半円状のソファが配置されています。

右奥はしらべものコーナー。
京都に関する本が、なかなか充実しています。
三角縁神獣鏡&椿井大塚山古墳の関連本コーナーもありました。
縁の断面が三角の神獣鏡が、近くの椿井大塚山古墳で大量に出土しているとか。
あまり気にも留めなかった、玄関脇の「鏡」の正体は、これでした。

文庫本もなかなかの数で、4千冊はありそう。
その横には、ハーレクインロマンスが数百冊は揃っています。
DVDも、映画を中心に数百枚ほど。

コンピュータの本は、高度な本は見当たりませんが、新しめ。
その向かいの棚には、マンガもありました。
終戦記念日の翌日だったため特に目に留まったのかもしれませんが、「漫画家たちの戦争」「中沢啓治平和漫画作品集」「手塚治虫からの伝言」など、平和へのメッセージを発信するものが多く感じられました。

現在の施設の開館は1997年、蔵書数は約9万冊とのこと。
外に出て、改めて三角縁神獣鏡のレプリカを観察。

平安京遷都よりも遥かに昔の栄華に、思いを馳せる一時でした。

木津川市立図書館~山城図書館のページ~