時刻は5時を過ぎ、帰路に就きました。関越道のインターを目指して車を走らせます。
長野原町から、吾妻峡のあった東吾妻町に戻りました。
この町にも公民館図書室がある模様。夜9時まで開いているようなので、急遽寄り道することにしました。
県道と国道の間、町の中心地に立地、裏手に大きな駐車場もあります。
ガラス窓には、「みんなで読書に親しもう 図書室リニューアルオープン」の文字が貼られています。
中に入ると、奥の部屋からは談笑する声が聞こえてきますが、人の姿は見えず。
図書室と言っても、ロビーの一角に本棚が並んでいるだけで、「室」ではありません。
電気は半分消えていて薄暗く、以前の姿を知らないので何とも言えないものの、あまりリニューアルしたという雰囲気ではありません。
児童書エリアには、畳10畳敷もの広い和空間が。しかもコタツらしきテーブルも置かれています。さすがにまだ布団は掛けられていませんが。
貸し出しビデオコーナーは、扉付きの棚。
ほとんどは子供向けのアニメなどでした。
奥には、東吾妻町と群馬県に関する本、なる郷土資料コーナーがあります。
本は少ない、と思ったら横には群馬県に関する本がびっしり詰まった、これも扉付きの棚が。
その間には、石器時代の生活用具を展示するガラスケース。
この付近で出土したという、ハート型土偶のレプリカも置かれていました。
県立図書館の支援図書も、20ほど置かれていました。
最前面には、新刊コーナーがありましたが、本は全体的に古め。
蔵書数は約2万冊とのこと。先ほどの長野原図書室より多いとは、意外な数字。
いつ出来たのかは分かりませんでしたが、そこそこの歴史がありそうです。
すぐ傍をJR吾妻線が走っており、踏切からは群馬原町駅のホームが見えます。
本数が少ないのか、滞在中に電車が通ることはありませんでしたが。
踏切を渡ると、正面にお城風の建物が。
何かと思って調べてみると、なんと町役場。
元は温泉施設とか。最初から役場として造ったのならセンスを疑うところでしたが、それなら納得。
ちなみに、西吾妻町は無いのに、なぜ東吾妻町なのかと思えば、吾妻町と東村が合併したため、とのことでした。