図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

那須塩原市西那須野図書館(栃木県)

お目当てのみるるが臨時休館と判明したのですが、同じ那須塩原市の西那須野図書館は開いている模様。

カーナビが示すのは、JR西那須野駅のすぐ近く。
目的地に近づくと、教会のような古城のような、異質な建物が出現。

これが図書館かと思いましたが、これは市役所支所。
西那須野町役場として、バブル期に建てられたのでしょうか。

その隣が図書館でした。

閉館まであまり時間もないので、中に入ります。
なかなかの広さ。
床はグリーンのリノリウムで、児童書エリアは絨毯敷。

棚の上、側面、本の間に挟まれた仕切り板に、本の分野を示す案内が。青やオレンジでとても目立ちます。
文学系がオレンジ?という色分けでしょうか。

田舎の元町立図書館と思っていましたが、全体的に蔵書は充実。
コンピュータの本もまあまあ豊富で、専門的な本も少々。

館内中央の階段を上ると、
二階ロビーには、コーヒー自販機の置かれた飲食スペースがありました。

二階には読書室、資料室があります。
読書室は勉強する学生さんでいっぱい。
本も置かれていて、参考資料、郷土資料に加え、洋書もあります。
洋書はほぼ英語で、全体的に古め。
郷土資料は棚3列分と、かなり豊富です。

資料室の方も、長テーブルが置かれ、やはり勉強する学生などがいます。
やはり本も置かれているのですが、あるのは岩波新書岩波文庫だけという不思議な部屋。
変色したかなり古そうなものも多く、見ると昭和40年代の刊行。

土日の閉館は18時ですが、二階の利用はその15分前。それを知らせるアナウンスを聞いて、ぞろぞろと学生が出ていきます。
私も再び一階へ。
CD、DVDもあります。
DVDはせいぜい二、三百枚。CDはその10倍くらい。
コミックコーナーもありました。コミックエッセイが多めです。

先ほどの矢板市の図書館と違い、一階も二階も利用者が多かったのですが、ぎりぎりまで粘る人は少なく、閉館数分前にはほぼ無人に。
入口傍にも地域関連の本を並べる「わたしたちの郷土」コーナーがありました。
その横には「広報なすしおばらで紹介した本」も。

蔵書数は約12万冊。
開館は西那須野町時代の1979年のようですが、現在の施設が当時のままのものかは不明でした。
2005年に周辺市町と合併し、那須塩原市となっています。

目の前は東北新幹線の高架、その下には東北本線が走っています。
新幹線と在来線の電車が同時にやって来たので、シャッターチャンス!と思ったのですが、カメラを構えようとする間に新幹線は行ってしまいました。さすがの速さ。

翌日は那須岳へ。

那須ロープウェイ山麓

ロープウェイを降りてから、7時間以上かけて茶臼岳、三本槍岳を制覇。

茶臼岳から
三本槍岳から

先週に続き荒天予想の三連休でしたが、これまた先週に続き予報は外れ、この日は見事な秋晴れ。
山上は時折霧に包まれましたが、気持ちの良い一日でした。

西那須野図書館 | 那須塩原市の図書館