図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

大田原市立大田原図書館(栃木県)

再び白河の関を越え、栃木県に戻りました。後は埼玉の家まで帰るだけ。最後に、通り道にある図書館に立ち寄りました。
大田原市の中心部、TOKO-TOKOおおたわらなる商業施設の四階にあります。

商業施設と言っても、お店は一階だけ。二、三階はそれぞれ子ども未来館、市民交流センター。
エレベータで、四階へ。
ワンフロアとしては、かなり広い図書館が現れました。

雑誌は百誌を超える数。
文芸書の作家別の仕切り板には、失礼ながら全然知らない名前が多数。

参考図書コーナーでは、1970年代の出版の平凡社「国民百科事典」が並ぶのが目を引きました。
やや古い郷土資料は、鍵付きのガラスケースに入っています。これらは館外貸出不可。
貸出可の棚もありますが、そちらだけでも充分な量。
栃木県に関する本、資料の数は圧巻で、まさに県立図書館レベルです。

レファレンスカウンターは、貸出カウンターとは独立して設けられています。
これは贅沢。利用する人は少なそうですが。

CD、DVD、VHSも充実しており、特にCDはかなりの数。
昔懐かしいCDレンタル屋のように、背中に番号シールが貼られています。
落語、民謡などはカセットもありました。
しかしながら、私がいつもチェックするコンピューターの本は、しょぼめ。

漫画も少しあります。
石ノ森章太郎「日本の歴史」や、西原理恵子益田ミリなどコミックエッセイが多め。
ティーンズコーナーにも漫画がありました。
七つの大罪」「宇宙兄弟」「バガボンド」など、最近の人気作が多数。
その向こうは児童書コーナー。
ガラス窓で仕切られたその空間は、これまた広い。

参考図書コーナーから離れた、学生の勉強席が並ぶ周囲にも辞書類がありました。
この日は、多くの図書館が休館日に設定している月曜日。夕暮れ時になって、続々と制服姿の高校生が入ってきて勉強を始めていました。
彼らにとっては、週の始めの月曜日こそ開いていてもらいたい日なのでは、と思われました。

階段から下の階へ

蔵書数は約19.6万冊とのこと。実際見た印象よりは数が少ない気がしましたが、開架の比率が高いのかも。
2013年に、TOKO-TOKOおおたわらの開業に合わせ移転開館したとのことで、まだピカピカ。とても利用率の高そうな活気ある図書館でした。

図書館前の道

大田原の街は、図書館以外見ることが出来ませんでしたが、またいつか改めて訪れたい所です。

大田原市立図書館ホームページ