図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

くらしの図書館ビブ.ラボ(群馬県 高崎市)

ここ最近、毎月のように群馬県に来ていますが、この日も所用で高崎市の中心部にやって来ました。

時間があるので、GoogleMapで出てきた図書館を訪ねることにします。
まず目指したのは、くらしの図書館。民営施設のようです。
スマホの案内に導かれて着いたのは、高崎駅の東口から1km弱、
大通りから外れた工場、事業所などの建つ地味な一角にあるビルでした。小さいですが駐車場もあります。
ビル自体も極めて地味。

と思ったら、裏は一転、個性的なデザインになっていました。
「デザインを通じて持続可能な未来の暮らしを考える機会の場の提供を目的とする」という、SO.ラボなる施設で、
図書館の他にも、アートギャラリーやコミュニティスペースなどがあるようです。

中に入ってみると、一階はカフェ、と言いたいところですが、先月で閉店してしまったようです。
図書館は二階。階段で上がっていきます。

奥は建築事務所になっており、手前の空間が図書館として開放されています。
スタッフの方が一人。他に客はいませんでした。
写真撮影OKとのことなので、遠慮なく撮らせてもらいます。

デザイン、建築、インテリアなどに関する本が置かれています。
写真を中心としたお洒落な本が多く、洋書も結構あります。

旅の本もありますが、やはりお洒落系。若い女性向けが中心です。
郷土関係の資料も少々ありました。
漫画「お前はまだグンマを知らない」「絶メシロード」など。

寄付された本も、少々置いていました。ここには小説類もあります。

ハーマン・ミラーショールームも兼ねているようです。
正直知りませんでしたが、デザイン性の高い椅子などを展開する、ブランドのようです。
アメリカの会社のようですが、北欧を意識したデザインのためか、「北欧」の本コーナーもありました。

ドリンクバーサービスも行っているようです。料金は100円。

蔵書数は約3千冊。会員登録すれば、貸し出しもできるようです。
昨年開館したばかりのようで、施設も本もピカピカ。
個性的な本が揃っており、お洒落な椅子に座ってゆっくりと読書ができる、なかなか魅力的な空間です。
が、如何せん人がいない。。多すぎるのも嫌ですが、少なすぎるのもやはり落ち着きません。

繁華街の中にあれは、ふらっと立ち寄る人もいるでしょうが、
車社会の群馬において、この地味なロケーションだと、通りすがりの人を集客するのはなかなか難しそう。
運営母体は設計事務所のようですが、営利目的でやっているわけでもなさそうなので、余計なお世話でしょうか。
高崎市タワー美術館、高崎芸術劇場が近く、後で知りましたが隣にはアートギャラリーもあったようなので、
これからアート好きな人注目の街になっていくのかもしれません。

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