横手駅を5時台の始発電車で発ちます。横手からの乗客は私一人でした。。
県境を越え、新庄駅で新幹線に乗り換えます。
新幹線とは思えぬ高頻度で停車する山形新幹線。なかなかスピードが上がりません。
山形駅の隣、かみのやま温泉駅で途中下車。
温泉街を散策します。
前日の横手に続き、ここにも武家屋敷街がありました。
藁葺き屋根で、武家屋敷と言うより豪農の屋敷のようですが。
そして横手に続いて、ここも小高い丘の上のお城。
入場料が少々高いので、中に入るのはやめておきました。
天守の傍には、温泉街らしく足湯がありました。
ここで降りた理由の一つは、貴重な月曜開館の図書館があるから。
2年前にも月曜日に山形に来て、開いている図書館を探し、その時は天童市の図書館を選びました。
こちらの図書館は駅から徒歩5分ほど、町の中心地に建つビル、ふつかまちPLAZAの五階にあります。
エレベータで五階に降りると、地元出身、斎藤茂吉の著書がガラスケースに展示されていました。
そしてその前に、靴底の汚れがひどい人向けにスリッパが置かれていました。
こんなサービスは、図書館では初めて見た気がします。
サービスと言うよりは図書館側の都合ですが。
館内に入ると、右手が児童書エリア。
丸く張り出したガラス窓は、まるで展望台のようです。高さもお城と同じくらい。
館内での撮影は普通NGなので、図書館に入る前のロビーからの写真を貼っておきます。町が一望。
羽州街道の宿場町、楢下宿の関札が展示されていました。
これは撮影OKとのこと。
図書館内はゆったり広々としています。
視聴覚コーナーもゆったり。たくさんある視聴席は籐で仕切られ、南国のリゾートのよう。
メディアの種類が多くて、CD、DVDに加え、VHSにカセット、LDに、そしてなんとMDが!
カセットやLDもそこそこ珍しいですが、MDソフトが置いてある図書館は初めて見ました。どんなものがあるかと言うと、松田聖子、谷村新司、ビリー・ジョエル、アニメソングなど。
ただし一番数が多いのはVHSで、それ以外はかなり少なめ。
隣のスペースはヤングアダルト、漫画。
隅には、眺めの良い和室もありました。
深山さくら、乾石智子など、地元の文筆家を紹介するコーナーもありました。
正直、私が知っている人はいませんでした。
郷土資料、地域資料も豊富。
斎藤茂吉だけで棚一つを独占しています。
鍵付きガラスケースに入った貴重本の棚もありました。
自ら貴重本と名乗っているのも少々珍しいですが、古書もあるものの、学校の記念誌や上山市史など、正直あまり貴重というイメージでないものも入っています。
蔵書数は約15万冊。
新しく見えましたが開館は1995年のようで、そこそこ時が経っています。
最後に前川沿い、「かみのやま温泉 歓迎湯」の足湯に浸り、
再び新幹線に乗りました。