山形新幹線、東北新幹線を大宮で降り、すぐに上越新幹線に乗り継ぎ。新潟駅にやって来ました。
この駅の近くに、月曜開館の図書館が2つあることを調査済み。
1つは駅から徒歩5分の所にあるようなので、そちらに寄って小1時間で新潟を去ろうと思っていたのですが、、
ふとスマホで調べてみると、この日第四月曜日は休館日!
もう1つの方に照準を定め直しました。
駅から徒歩10分の、市立中央図書館。
歩いている途中で新潟滞在の延長をほぼ覚悟していましたが、現れた大きな建物を見て、完全に心が固まりました。
中に入るとすぐ、休憩コーナーがあります。と言うより本格的なカフェ、と言うよりパン屋さん。パンがとても充実しています。
政令指定都市の中央図書館だけに、とても広く、蔵書も豊富。
カウンター前にはテーマ展示が。
3年ぶりに開催された新潟シティマラソンを記念して「RUN」、他に「ほっとひと息」「ミステリー」といったテーマの本が集められていました。
文庫本も多く、棚42個分ありました。
洋書も豊富。
特にロシア語の本が多く、英語、中国語、韓国語に次ぐ四大勢力を形成しており、新潟とロシアの関わりの深さを思い知らされます。
姉妹都市、友好都市としてウラジオストク、ハバロフスク、中国のハルビンの本もありました。
その他欧州主要言語の本も、少しずつ置いています、
雑誌コーナーには、NHK教育の「旅する○○語」シリーズのテキストが。これはあまり見かけません。
漫画に関する本がなかなか充実していますが、漫画そのものは「中国嫁日記」「ダーリンは外国人」などがある程度、、
と思っていたら、壮大な漫画コーナーを発見。
新潟市ゆかりの作家として、高橋留美子、水島新司、魔夜峰央、そして映画「トキワ荘の青春」の主人公だった寺田ヒロオ。錚々たる顔ぶれです。
赤塚不二夫も新潟ゆかりとは知りませんでした。
新潟ゆかりだけでなく、その他作品も。こちらだけでもかなりの数です。
子供の本のエリアは、こどもとしょかんとなっています。
絵本も外国語のものが多数。
絵本作家の黒井健氏がこどもとしょかんの名誉館長とのこと。
著作が置かれていました。
2007年、小学校跡地に建てられたとの、当図書館の歴史も紹介されていました。
階段で二階に上がります。
CD、DVDがありました。
ここも、CDはやはり古め。
演歌を集めた一角があり、新潟出身の小林幸子が一際目立っていました。
三波春夫も目立っている、と思ったらやはり彼も新潟出身でした。
雑誌コーナーは一階にありましたが、ここのビジネス支援コーナーにも雑誌が結構置いていました。
コンピュータの本もかなりの量。技術的なものもあります。
参考資料、郷土資料も膨大。
一階の旅行書コーナーには、新潟のガイドブックが見られなかったのですが、ここにありました。
バックナンバーも揃っており、全市町村の情報が載っていた、90年代のマップルとの再会には感激。
特別コレクション室には、新潟ゆかりの作家、
會津八一、坂口安吾、中田みづほ、吉屋信子、鷲尾雨工の5人の著書が。
正直、安吾以外は存じませんでしたが。
ガラスケースの中では、ふるさとのかるた展をしていました。
窓際は大体読書席になっています。日光から守るため、窓際には本を置かないようにしているのでしょうか。
蔵書数は約45万冊とのこと。見事な充実ぶりに、気付けば1時間ほど滞在していました。
計画変更したので、新潟での滞在可能時間は2時間強。
少し街を歩きます。
新潟のシンボル、萬代橋が見えたので、途中まで渡り、信濃川河口を遠望。
橋から300mほどの所にある、新潟市マンガ・アニメ情報館に行ってみることにしました。万代シテイBP2なる商業施設の中にあります。
40年ぶりにテレビアニメ化され、先日から放送開始と密かに話題の、うる星やつらが押されていました。
周りにいた今時の子供も、ラムちゃんをなぜかよく知っているようでした。
原作者の高橋留美子さんは、数多いる新潟出身の漫画家の中でも、やはり一番の存在ではないでしょうか。
施設自体は、子供向けかな、という感じでした。
マンガの家なる姉妹施設が紹介されており、そっちの方が面白そうでしたが、かなり歩かないといけないようだったので、残り時間を考えて断念。
駅に向かって歩いていると、万代バスターミナルが目に入りました。
バスターミナルのカレーが有名なことを思い出し、小腹も空いていたので、小盛のカレーを注文。
正直、味は特別なものでは無いかなという気がしましたが、粘り気のある食感は独特のものがありました。