週末、バイクで一泊二日の旅に出かけます。
本当は先週行きたかったのですが、天気予報が今一つだったので断念し、一週間延期。
今週も土曜日は雨予報ですが、これ以上延ばしたくはないので、強行することにしました。
目的地は茨城県。
谷田部で常磐道を下り、牛久沼の畔にある茎崎運動公園で休憩。
高台になっているので、柵の向こうに牛久沼が広がっているかと思ったら、
広がっているのは農地で、沼はその先にかすかに見えるだけ。
そもそも沼なのか、それに注ぐ川なのかも不明ですが。
その川なのか沼なのか分からない水系を橋で越え、しばらく東に行くと図書館があります。
筑波山ともつくば市街とも随分離れていますが、ここもつくば市。
もとは茎崎町で、2002年につくば市に編入されたようです。
予報に反して、ここまで全く雨に降られることなく着きました。
入口には真っ赤な紅葉が。
図書館はセンター内の一室です。
入ると、新着図書の帯が貼りつけたものが掲げられていました。
名前からして小ぢんまりしたものを想像していましたが、中は意外に広く、本も多め。
図書館でなく図書室を名乗る所としては、過去に見た中でも最大かも。
本は古めで、色褪せも目立ちます。
昔はラミネート加工がされていなかったと見え、背表紙がボロボロのものも。
全集・叢書コーナーもありますが、普通の書棚にも他所ではあまり見かけない全集物が多数紛れています。
棚には余裕があり、空間が余っているためか、本が斜めになっている所も散見されます。
文庫本は入口付近にありましたが、時代小説だけ別になっています。
蔵書はかなり渋め。
「大菩薩峠」「吉川英治文庫」「山手樹一郎長編時代小説全集」など、7~80年代のものが多数。
漫画も豊富。
「劇画小説吉田学校」「まんがギリシア神話」など、豪華版が多数。
漫画コーナー以外にも、コミックエッセイは美術のコーナーにあったり、
育児やペットのコーナーにも関連する漫画が混ざっていたり。
窓際には読書席がありますが、これもかなり多め。奥にも隠し部屋のような空間に机、椅子が並んでいます。
コロナ対策で間引かれていますが、それでも充分な数。
郷土資料には、茨城県内ではよく見かける、筑波書林「ふるさと文庫」が揃っています。
「つくばスタイル」なるローカル誌も。
いずれも、昨年訪れたつくば市の中央図書館にもあったものでした。
コンピュータの本は数十冊ほどと、かなり寂しめ。
蔵書の傾向からして想像できました、やはりその通りでした。
床はリノリウム調ですが、児童書エリアは絨毯敷でした。
蔵書数は約5.2万冊。
いつ開館したのかは分かりませんが、蔵書を見る限りは、結構な歴史がありそうです。