図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

桜川市真壁図書館(茨城県)

栃木県滞在は僅か5時間ほど、再び茨城県に入りました。
旅の最後に目指すは、真壁の街。
2年半ほど前にもこの辺りに来たのですが、その際は時間が遅くて素通りしたので、いつかじっくり訪れたいと思っていた所です。
その前に、神社仏閣をハシゴしていきます。
まずは、山中に佇む富谷観音こと小山寺。
五重塔は国の重要文化財です。

続いて、平地にある月山寺。

枯れ山水と紅葉のコントラストが見事でした。

加波山の麓にある、加波山神社。鳥居脇の銀杏が綺麗。

至近距離に、真壁拝殿と本宮の2つ、加波山神社を名乗るものがあります。
真壁拝殿の方に行くつもり、行ったつもりだったのですが、後で調べると私が行ったのは本宮の方だったようです。

街の外れにある、真壁城跡にも訪れました。

背後右は筑波山

発掘調査中のようで、奈良の藤原宮跡を思い出させる何も無さですが、そこが良いとも言えます。

古い街並みの残る地区に入ってきました。
中心部にある真壁伝承館にバイクを停めます。公民館、図書館などの入る施設。歴史資料館もあったそうですが、人の気配が無かったので気付かず、入りませんでした

門をくぐって行くと、図書館がありました。

小さいながら、中には白壁のお洒落空間が広がっていました。
館内の写真撮影もOKとのこと。

窓際は漫画が多く、壁から直接棚が出ています。

カウンター前には、時代小説の文庫だけの棚がありました。
CD、DVDはカウンター下と、離れた所に置かれていました。
雑誌は30誌ほど。

桜川市出身 海老沢泰久コーナー」も。
野球をテーマにした作品の多い海老沢氏。私も最近一冊読みました。

文芸書はそこそこありますが、それ以外は総じてかなり少なめ。
コンピュータの本は数えるほどで、旅行書も「るるぶ」くらい。
郷土資料も多くはないですが、茨城県の本が置かれています。
茨城県内の図書館にはほぼ必ずある、「ふるさと文庫」はしっかりありました。

二階は、学習室とトイレのみ。
階段の壁には文庫本が並んでいました。

開館は2011年と、新しく綺麗な図書館ですが、
蔵書数は約3.3万冊と、少々寂しめです。

日暮れまでの時間、街を散策。

茨城県で唯一、重要伝統的建造物群保存地区に指定されているそうです。

観光客を意識したお店は少なく、自然に歴史を積み重ねている街、という印象でした。

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