図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

蕨市立図書館錦町分館(埼玉県)

近くに来たついでに、蕨市の図書館に寄ります。
カーナビを頼りにやって来たのは、錦町分館。西公民館にあります。
住宅地の狭い道をクネクネと行った先、分かりにくい場所でした。

来るまでの道も狭いですが、駐車場も狭い。数台分しかありません。
二階の窓には、舞踊教室をやっているのか、踊る老人たちの影が。

中に入ると、ロビーの一角に本棚が並び、ここが図書館のようです。
7、8割が児童書と見えます。古めの本が目立ちます。
館内は絨毯敷きですが、分厚い木の板を並べた、絵本スペースもありました。

一般書は小説が大半で、文庫本が30冊ほど。
こちらの本は比較的新しめですが、合わせても千冊ほどでしょうか。
新聞・雑誌、CDはありません。
本棚の上には、なぜか木彫りの熊の親子が。

公民館に受付はありますが、図書館に職員はおらず、中央部に貸出簿が置いてありました。
資料番号と利用券番号を自分で書いて借りていくという、完全セルフ式。
最近現れ出した無人店舗の走りのようで、ある意味先進的ですが、今時オンライン化されていないアナログ運営とは、考えられないレトロさ。

蔵書数は約4700冊とかなり少なめで、更に一般書はその2割ほどの900冊弱。
開館は1979年とのことで、歴史はそこそこあります。
その古さが一周回って、時代の先端を行っているかのような、不思議な図書館でした。

施設案内 図書館錦町分館|蕨市公式ウェブサイト