図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

坂の上の雲ミュージアムライブラリー(愛媛県 松山市)

次に目指すは、坂の上の雲ミュージアム
松山の繁華街、大街道からほど近くです。
ミュージアムの少し先に、重要文化財の西洋館、萬翠荘があるので、先にそちらを見学。

大正期に旧松山藩主の子孫が建てた別荘とか。
一時はレストランだったという、その歴史がしっかり紹介されていました。

続いて、坂の上の雲ミュージアムへ。
松山に生まれた正岡子規秋山好古、真之兄弟らを主人公にした(と言いつつ途中からほとんど出てこなくなった記憶がありますが)司馬遼太郎の小説をモチーフにした博物館。

何とも奇抜なデザインです。安藤忠雄氏の設計とか。

受付の奥に、カフェ兼ライブラリーがあります。
当建築の紹介ビデオが流され、安藤忠雄の作品の写真パネルが展示されています。大阪の司馬遼太郎記念館も氏のデザインとか。
展示物より、建物自体が主役かのよう。

安藤氏の自著や作品の写真集、
松山ゆかり漱石全集、子規全集、
子規を扱った伊集院静の小説「ノボさん」、
坂の上の雲の登場人物、乃木希典児玉源太郎秋山好古、真之に関する本、
司馬遼太郎の単行本、文庫本などが並んでいました。
図書館と言えるかは微妙ですが、一応ライブラリーを名乗っているのでここに紹介させてもらいました。

ちなみに、払った後で知りましたが、ここは入場料を払わなくても入れるエリアだったようです。
明治時代の風俗や日露戦争に関する展示がありましたが、やはり建築物自体を一番の売りにしているよう。建物の撮影は自由です。

その後は、いよいよ街のシンボル、松山城へ。
ロープウェイかリフトで登ることが出来ます。もちろん徒歩でも登れますが。
既に天守閣の営業は終わっていると言われてしまいましたが、せっかくここまで来たので、上までは上ってみることに。
料金も乗降場所も同じですが、面白そうなので、リフトを選択。

リフトは定刻を待たずに常時乗れるのがメリットですが、遅い。。後発のロープウェイに途中で軽々と抜かれました。
降りた後も少し歩きますが、ほどなく天守閣の下に。

全方位のパノラマが拝めます。
今まで数知れない城を訪ねてきましたが、ここの満足度は最高クラス。天守閣に入るためにも、またいつか来なくては。

帰りは歩いて、二之丸史跡庭園の方に下りました。庭園もちょうど閉園時間になり、見学できず。
県立図書館の近くを通って、南堀端に出ました。

路面電車の一日券を買っているので、全線制覇を目指します。
しかし、、乗り残していた本町支線は、極端に本数が少ないことが判明。
迷いましたが、夕方の便を待って、何とか完乗。
大手町駅にある、郊外線と市内線の線路が平面交差するという、ダイヤモンドクロスも見ることが出来ました。

もう日本では伊予鉄道にしか残っていないとか。

松山の街を一日堪能。
JR松山駅に戻り、この日の宿泊地、伊予西条へ向かいます。

坂の上の雲ミュージアム ライブラリー・ラウンジ