伊予西条駅を早朝に出発。埼玉まで普通電車で帰るという、過酷な一日が始まりました。
途中、伊予三島駅で長時間停車するので途中下車。
ここにもアーケード街がありました。
香川県に入り、瀬戸大橋線との乗換駅、坂出駅でも途中下車。
時刻は朝9時。ここでは少々時間があります。
香川県と言えぱ、何と言っても讃岐うどん。うどん店は朝早くから営業しているイメージでしたが、坂出駅周辺は10時か11時開店の店ばかり。
朝9時から開いているという、うどん屋より勤勉な図書館に先に行くことにしました。
線路沿いを西に進むと、車窓からも見えていた日本庭園が。
明治末期に造られた私邸のようですが、今は無料開放されています。
更に歩くと、図書館が現れました。webでは新しく見えたのですが、結構年季が入っています。
入ってすぐ右に、新聞室がありました。大学図書館にはありましたが、最近あまり見かけないような。
館内には、大橋某翁の胸像が。
崩れた字体で、下の名前は読めませんでした。
来館者用防災ヘルメットが備えられています。
香川は災害の少ない、平穏なイメージですが。
右奥に岩波文庫コーナー。
芥川賞、直木賞、乱歩賞の受賞作品に、僅かな洋書もここにあります。
文庫本は単行本と一緒になっています。
60ほどの雑誌は、升目のような棚に平置き。郵便局の仕分け棚のよう。
左奥の児童室はかなり広く、絨毯敷のスペースが3つもあります。
学習室もありました。
二階は学習室、閲覧室。
奥に、東京五輪の部屋がありました。
1964 昭和の生活の再現、として、子供雑誌やミシン、テレビなどが置かれています。
なぜか通行止めの通せんぼがされていて、近づけませんでした。
二階には古い新聞や教科書も置いています。
ロビーにはコインロッカーが多数ありますが、どう考えても多すぎ。
郷土資料は、入口傍のカウンター横にありました。
香川の本が分野別に分かれており、瀬戸大橋、うどん、塩などの本もあります。
イサム・ノグチの本も何冊か。香川県にアトリエを構えていた時期もあるそうで、その縁でしょうか。
カウンター前には、3人の司書の本棚なるコーナーも。女性好みの小説が多めです。
選考会を待つ、芥川賞、直木賞候補作も置かれていました。
蔵書数は約19万冊。
公式サイトに拠ると、子どもたちに限りない愛情を寄せられた「大橋」ご夫妻より寄贈された浄財をもとに建設したもの、とのこと。やはり大橋氏の名前は分からず。
瀬戸大橋のお膝元の坂出市ですが、瀬戸「大橋」とは関係ありません。
開館は1979年とのことで、瀬戸大橋より先輩です。
テラスを挟んで、市立美術館と繋がっています。寄る気は無かったのですが、無料みたいなので寄ってみました。
中では切絵展をしていました。
駅に戻る道には、やはりアーケードが。この旅では、寄る町寄る町にあります。
帰りにうどんを食べようと思っていましたが、調べると、開いている店は近くても徒歩15分ほど。
この日の内に帰るためには、次の電車の時間は厳守。間に合いそうにありません。
泣く泣く諦め、代わりに駅前のイオンでお土産として購入。