モルディブ旅行の帰り、最後の乗継地はシンガポール。
ここでも数時間ですが観光します。
朝にはスリランカを旅していたのに、夕方にはシンガポールを旅しているとは何とも不思議な感じ。
空港からは、都市鉄道のMRTで移動。
シンガポールはクレジットカード社会と聞いていたので、両替せずにカード払いだけで凌ごうかと思っていたのですが、MRTの乗車カードを買おうとすると、早速Cash Onlyの表示が。
結局は空港に戻ってシンガポールドルを入手する羽目に。
街の中心部にも行きたかったのですが、時間もあまり無いので、空港から近い郊外のタンピネスという町に行ってみます。
空港からは一回乗り換えを含めて、4駅。観光客が来ることは無さそうな住宅地。しかしショッピングモールはたくさんあります。東京近郊に例えるなら、武蔵小杉みたいな所でしょうか。
駅の前には、賑やかな屋台村のようなものがありました。Singapore Night Market。
若者中心に大いに賑わっています。
この町に来たのは、空港から一番近い図書館があるから。しかもかなり大きそう。
5分ほど歩くと、Our Tampines Hubなるビルが建っています。この中にあるようです。
エスカレータで二階に上がると、図書館入口がありました。
向かいは映画館。内側には何と、サッカースタジアムが。
フロア案内がありました。図書館は二階から六階まであります。
置いてある本は、ほとんど英語。
丸い棚が並び、何ともお洒落。
なぜか料理スタジオもあります。
WELCOME TO TAMPINESなる部屋がありました。
説明は英語なので全部は読みませんでしたが、この地区の歴史や文化を紹介しています。
雑誌コーナーもあります。
窓の外には、スタジアム。
サッカー観戦しながら読書ができそうです。これは斬新!この時は何も行われていませんでしたが。
AVコーナーもありました。
ハリウッド映画などのDVDを置いています。日本映画はなぜか「犬ヶ島」「猫の恩返し」がありました。
自己啓発的なDVDが大量に並んでいる棚も。これはなぜか中国語ばかり。中華系の人はこういうのが好きなのでしょうか。
中国語の本が並ぶ棚もありました。
新着図書?コーナーには、マレー語、タミル語らしき本も。
それにしても大きくて綺麗な図書館。日本の知っている所だと、荒川区の図書館に似ているかも。
三階へ上がると、子供のフロアでした。
絵本が多数あります。英語でpicture bookというのを初めて知りました。
四階は、Teenのフロア。
マレー、タミル、中文で分かれています。
Reading Terraceなるテラスもあります。
あいにく、夜間なので閉鎖されていました。
五階への階段。寝っ転がって本が読めるようになっています。
これまた斬新。この大階段は大宮図書館を思い出させました。
五階は大人向けノンフィクション。
コンピュータの本がありました。専門的な本もかなりあります。
棚の上には、格言めいた文句が掲げられています。
その向かいはトラベルの本。
各国ガイドブックの中には、もちろん日本の物も。日本語の本はありませんでした。
奥の方はやはり言語別になっていました。
やはり中文多し。少ないながら中文のコンピュータの本も。
今更ながら、SINGAPOREなるコーナーも出現。
シンガポール人の書いた本、だと思いましたが、シンガポールについて書かれた本、だったかも。
COMICSコーナーもありました。
ここぞ日本の面目躍如かと思いきや、、アメコミばっかり。
マンガと言えば日本だと自負していたので、逆にびっくりしました。
ここに来る途中、町中には「となりのトトロ」の歌が流れていたのに。
閉館の9時が迫り、六階へのエスカレータは2列とも下りになってしまっています。
これは急がねば。エレベータで上がりました。
六階は大人向けフィクション。やはり言語別。
シンガポールの公用語は、マレー語、中国語、タミル語、英語。
これらの本は公平性を意識してか、バランスよく(明らかに英語偏重ですが)揃っていますが、他の言語の本は、インドネシア語らしき本が少しあった以外は見当たりませんでした。
日本人も少なからず住んではいるはずですが、そこまでは気が回らなかったのでしょうか。
予想以上の広さだったので、見落としたのかもしれませんが。
下階に戻ると、ロボットが働いていました。
何をしてくれるのか分かりませんでしたが、恐らく画面に本の名前を打ち込むと、探し出してくれるのでしょう。
蔵書数は約40万冊。
1994年に別の場所に開館した後、アップグレードのため現在の場所に2017年に再オープンしたようです。
シンガポールにおける短い滞在時間をここに費やしてしまいましたが、旅の最後を締めるに相応しい、魅力的な場所でした。
図書館の隣は、最新鋭のショッピングモール。
地下では映画上映をしていました。
駅の周りには、他にもショッピングモールが乱立。
図書館のコミックコーナーでは日本人としての自信を失いそうでしたが、辺りには伊勢丹、ユニクロ、ドンキ、ダイソー、山崎製パン、すき家、牛角、ペッパーランチなど、日系のお店がたくさん。
存在感を発揮していました。
南国なので夜は遅いのかと思っていたら、9時辺りには商店は閉まり、10時には飲食店もほとんどクローズ。
最初に見たNight Marketに戻りました。
文字通り、ここだけは不夜城。ここで軽い夕食を摂って、空港に戻りました。
空港駅で、MRTのカードを換金しようとしたら、5ドル分はカード代なのでリファンドの対象外とのこと。
勿体ないので、またいつかMRTに乗りに来なくては。。
バンコクの空港は何もがぼったくり価格でしたが、シンガポールの空港は良心的。余った金は使い切り、気持ちよく日本に帰りました。