図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

笛吹市立御坂図書館(山梨県)

月曜日に開いている図書館は、ここ山梨県でも希少。
その一つを求めて、御坂にやって来ました。
この日開いているのは、笛吹市に5つある図書館の中でもここだけ。
学びの杜、という名の生涯学習拠点になっています。

中に入ると、ロビーにはカモシカと熊の剝製が。

図書館は、床も壁も天井も本棚も木製で、ログハウス風です。
カウンターが中央で、左が一般書、右が児童書。
カウンターの向かいは、DVDコーナー。
洋画が目立ちます。

その向こう、壁際には天文、バラの本が集められています。
バラは御坂の特産のようです。
町内に天文台があるわけでは無いようですが、高台で空気も澄んでいそうなので、天文観測には向いていそうな町です。

左にはCDの棚。その裏はコミックでした。
ゴールデンカムイ」「キングダム」など最近の人気作が多数。

郷土資料の棚には、武田信玄、勝頼、山本勘助の本が多数。
個人的には最近文庫本で読んだ、深沢七郎笛吹川」昭和33年刊に心惹かれました。
飯田蛇笏、飯田龍太なる人物の本も目立ちます。地元出身の俳人親子。
二人にあやかって、「俳句の里」なる小中学生の俳句大会を開催しているようで、その作品集も並んでいました。
先ほどの豊富図書館も俳句の本が充実していましたが、俳句の盛んな土地柄なのでしょうか。

左奥の窓際、総記の所にあるコンピュータの本は、かなり寂しめ。
窓には和紙のブラインドがかかっていましたが、あからさまに色褪せています。
と思ったら、別の所にパソコンの本のコーナーがありました。
技術的な本は少ないものの、結構な数です。

館内右手が児童書、と思っていたら新聞雑誌コーナーもありました。
雑誌は50誌ほど。

カウンターの中には、色紙が10枚ほど並んでいます。
知っている人はいませんが、どれもイラスト入りなので、漫画家かなと思っていると、
名前の判読できた石井聖岳氏は、どうやら絵本作家のようです。

その隣には、レミオロメンの紅白出場を祝う幟も立っています。彼らもこの辺りの出身のよう。
2010年に来館したそうで、館内にはサインと写真も飾ってありました。

辻村深月さんのサインもありました。そう言えばこの人も山梨出身。
直木賞受賞、として著作が並べられていました。

2005年に開館したというこの図書館、蔵書数は約7.3万冊。
あいにく図書館内は撮影不可だったので、ロビーの天井の写真を貼っておきます。図書館内もこんな感じでした。

その後は、数kmの所にある桔梗信玄餅テーマパークへ。

3時からという最終の工場見学に、ぎりぎり間に合いました。
と言ってもガイドは無く、勝手に見るだけでしたが。

信玄餅のあの風呂敷包みを、一つ一つ人の手で結んでいる様子が見られて感激。

駐車場も売店も、平日とは思えないくらい混んでいました。

笛吹市立図書館 | 御坂図書館