図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

茂原市立図書館(千葉県)

一宮を出て、茂原市に入りました。
ここには桜の名所100選にも選ばれている、茂原公園があります。
駐車場に入ろうとすると、、満車で駐車待ちの列が。月曜日の昼だと言うのに、この混み具合。
中を一周しても空きは見つからず、諦めて外に出ました。
仕方なく、この後に行く予定だった図書館に先に行きます。月曜日に開いている、この地域では貴重な図書館。
カーナビに導かれて着いたのは、JR茂原駅の真ん前でした。
駐車場は無いようで、近くの公共駐車場に停めます。30分100円。市民や在勤者には無料サービスがあるようですが。
なぜかここも満車で、少々待たされました。

図書館は、以前はそごうだったというビルの六階。窓に大きく「茂原市立図書館」の文字が掲げられています。

少々分かりにくい所にあるエレベータで上ります。

ガラスの壁に囲まれた図書館に入ります。
本棚は白いスチール製。
棚の上には、イラスト入りの分野を書いた札が立っていました。
文芸書の棚の上には、その棚の主だった作家の名前が書かれています。

音と香りの新聞雑誌コーナーなるものがありました。
小鳥のさえずりが、かすかに聞こえました。香りの方は全く感じられず。

郷土資料はかなり豊富。かなりのものだった、木更津市より豊富かも。
分野ごとに分けられた蔵書はかなり古めで、薄茶色の本ばかり目立ちます。

窓際には、文庫、新書の棚がありました。
その近くの閲覧机は、折り畳みできる長机。昔の会議室という感じです。

ガラスの壁には、市内でロケが行われたという映画「ファミリア」の写真がたくさん飾られていました。
役所広司吉沢亮など有名俳優が出ている割に、あまり聞いた覚えがありません。

茂原市はロケの誘致に力を入れているようで、他にも多くの映画が撮影されています。
最近読んだ「霊媒探偵 城塚翡翠」のドラマのロケも行われたよう。

CDもかなり古びています。ポピュラー系はほとんど無く、美空ひばり大全集が目立つくらい。
DVDも数百枚ですがありました。市内でロケされた映画も何枚か。

棚の下には籠が置かれていて、「手に触れた資料は下のかごに入れてください」とありました。
マスク着用も個人の判断となった今、未だにこんなコロナ対策をしているとは。。
誰も実行しているようには見えませんでしたが。

私がいつもチェックするコンピュータの本が、どこにも見当たらないと思ったら、PC関連コーナーがありました。
情報科学、電気工学の本が集められています。数はなかなか。

現在の場所に移転、開館したのは2014年、蔵書は約13万点とのこと。
駐車料金が気になるので、30分以内にそそくさと退館しました。

何の作品か忘れましたが、ロケ地として紹介されていた、榎町商店街に行ってみました。駅からほど近く。

なるほど、なかなか味わい深いものがあります。
しかしやはり地方の商店街の宿命か、お店はほとんど開いていないシャッター街

そろそろ空いてきたかな、と再び茂原公園に戻ると、、まだ大混雑の模様。
駐車場に入るのは諦め、車を走らせると、すぐ北に臨時駐車場を発見。もっと早く気付くべきでした。
車を停め、数分歩いて公園へ。
満開の桜は見事。池の水面に映る姿も美しい。

中には、市立美術館・博物館がありました。
立派な建物なので当然有料かと思ったら、なんと無料。

博物館の方は正直凡庸でしたが、美術館は茂原ゆかりの画家がこんなに?というくらい居て、無料にしては充実していました。

公園の南隣には、藻原寺。市名の由来とか。ただし読み方は「もばらでら」ではなく「そうげんじ」。
小さな庭園が綺麗です。

境内で、度肝を抜く代物に遭遇。

この巨大な頭は、日蓮上人です。とりあえず頭だけ造って、胴体部分を作る資金の寄付を募っていました。
完成するとこうなるとか。正直、このままの方がインパクトがあって良いのでは?という気もしましたが。

近くを流れる豊田川も、桜に彩られています。菜の花との競演でした。

茂原の町で、桜を存分に堪能しました。

茂原市立図書館