GWも残り僅か。奈良の実家から埼玉の家に帰ります。
奈良県では図書館には行けませんでしたが、京都府を出る直前にふと思い立ち、図書館に寄ることにしました。
ここは京都府の南東の果て、南山城村。人口僅か二千人ほどの小さな村です。
国道163号線から、JR関西線の大河原駅への道に入ります。
駅を越えると、農産物直売所のある大きな駐車場がありました。
南側には木津川が流れています。
横には、周囲の光景には場違いな、えらく立派な施設がありました。
やまなみホールと名が付いた、ホールでした。
図書館もこの中にあるのかと思いましたが、ここではないようです。
少し先に行くと、南山城村役場。特産のお茶をアピールしています。
図書館はその向かいにありました。
一階はJAで、図書室は二階。水金土日しか開いていないようです。
階段を昇っていくと、どこかに感知センサーがあるのか、チャイムが鳴りました。
二階に上がると、再びチャイムが。もう後には引けません。
図書室入口前のロビーには、リサイクル文庫の棚がありました。
ミステリーの文庫本が多数。
その脇には、村史編さん室なる扉もあります。
図書室は、10m四方くらい。職員さんは一人常駐。
面積の2/3ほどは児童書が占めています。
雑誌は数誌。
新しく入った本も一緒に並べられています。
その横には、アウトドア特集が設けられていました。
更に隣には、府立図書館貸出文庫もあります。
百冊ほどの本がありました。
本棚の上に、「南山城村在住作家 柴垣文子さん」のコーナーが設けられていました。
ヤングアダルト向けの小説が多く、映画化作品もあるようです。
郷土に関する書籍・資料は、車輪付きのラックに入っていました。
「京都の伝説」「京都の昆虫」などの本がありました。
マンガもありました。
やはり手塚治虫が多いですが、寄贈もあるようで「サザエさん」「どんぐりの家」「封神演義」など、色々置いています。
バルコニーもあります。眼下に木津川の河原が広がっています。
村のサイトによると、1992年に開室。
蔵書数の情報も公開されていますが、なぜか平成16年度で止まっています。当時で約1.4万冊。
この時は他の利用者はいませんでしたが、運営はしっかりされていそう。
新しい本も入っているようなので、今は2万冊くらいあるかもしれません。