図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

さいたま市立与野図書館西分館(埼玉県)

見頃を迎えているであろう薔薇を観に、与野にやって来ました。
まずは、薔薇の名所与野公園のほど近くにある図書館へ。
図書館などありそうに無い、住宅地の狭い道を進んで行くと、

コミュニティセンターがありました。ここの二階です。

階段で上がると、新聞コーナーは入口前のロビーにありました。

室内に入ります。分館を名乗るだけに、やはり小さめ。
木のタイル貼りの床に、木製の本棚が並びます。
床面積の2/3は児童書が占めています。低めの本棚の上には、縫いぐるみが置かれていました。

カウンター脇には、CDの棚がありました。
ポピュラーは昭和歌謡が中心。洋楽もやはりそれ相応の古さ。

一般書の方に行くと、バラのまちコーナーがありました。
薔薇に関する本、タイトルに薔薇やローズが含まれる小説が百冊以上。本館にもバラのまちコーナーがありましたが、分館も負けていません。
「バラのまちだより」なる小冊子、と言うかプリントも置かれています。
最新号では、同じくバラのまちを標榜する伊奈町平塚市福山市中野市が紹介されています。

郷土資料としては、埼玉県の本、中央区の本のコーナーがありました。
与野市、現さいたま市中央区が発行した本が何冊か。別冊含め全13巻の与野市史もあります。
さいたま市スポーツ文学賞受賞作品集も並んでいます。
こんな賞があったとは知りませんでした。

棚に差し込まれた、分野や著者名の見出し板は、手作り感溢れる厚紙製。
欧米人は勿論、中国人作家の名前もあるのは珍しい。

雑誌は20誌ほどと少なめ。
コンピュータの本は、Excelなどのマニュアル本が大半でした。
旅行書、紀行書は、規模の割には充実しています。「地球の歩き方」も5年落ちくらいですが、ほぼ揃っていました。
文庫本のコーナーはなく、単行本に混ざって置かれています。

与野市時代の1992年開館というこの図書館、蔵書数は約4.8万冊。
間もなく閉館の5時、という時間帯でしたが、そこそこの人が来ていました。

与野公園は、地図で見るとすぐ傍なのですが、大きな道路を挟んでおり、近くて遠い存在でした。

首都高の下を走る国道17号

歩道橋を渡り、与野公園に到着。

色も高さまちまちの、様々な品種の薔薇が咲き誇っていました。

ばらまつりの開催は先週末だったようで、ピークは過ぎてしまったのか、枯れた花も目立ちますが、それでも見応え充分。多くの人が来ていました。

公園のすぐ北には、足の神様という小さな神社、大國社がありました。

足の健康を願う人が訪れるようで、草鞋が奉納されていました。

各館案内 - さいたま市図書館