図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

太子町立図書館(大阪府)

富田林市から奈良方面に帰る途中、通ったのは太子町。
聖徳太子ゆかりの町で、叡福寺には太子の廟もあるとか。
寄っていくことにします。
三連休の最中ですが、時間がやや遅いためか、ここも空いていました。

南大門

門をくぐった左には、宝塔が建っています。

真っすぐ進むと、聖徳太子廟がありました。
推古天皇の皇太子だった太子なので、宮内庁の管理。そう言われればそう習ったような。

ここを一度参拝すると極楽浄土に行けるとか。そんな簡単に?と思いましたが勿論拝んでおきました。

向かいには別の寺があり、こちらも由緒ある寺だったようですが、知らずに素通りしてしまいました。

山門の前の様子

東に1kmほど行くと、図書館があります。
町役場とほぼ一体化していますが、両者の間を駐車場に入る道路が貫いています。

左が図書館

入口を入ると、館内は横長。

玄関

真新しい木の床と棚。
聖徳太子をモチーフにしたキャラクターが、館内随所にあしらわれています。

郷土資料には、聖徳太子の本が大量にあります。下段には美術の大型本も。
一部の本の背表紙には、太子の笑顔のシールが貼ってありました。
以倉紘平さんのコーナーもありました。太子町出身の詩人だそう。

窓の下は分庫本の棚や、閲覧席になっています。

コンピュータ関連は、高度な本は見当たらず。
洋書も数十冊。
DVDも少しありました。子供向けアニメが中心。

大雑把に、館内右側が児童書、左側が一般書。
その間にヤングアダルト。そこにはコミックもありました。「マンガ日本の古典」「ブッダ」「親鸞」など、らしい本が目につきます。

現在の施設は2010年の開館で、2年前にリニューアルオープンしたばかり。蔵書数はよくわかりませんでしたが、収容能力は約9万冊とか。

最近まで知りませんでしたが、この辺りは「近つ飛鳥」と呼ばれ、本家の奈良の飛鳥にも負けず、古代歴史ロマンに溢れる地域。
時間の都合で行けませんでしたが、町内には小野妹子の墓もあるようで、またいつか訪れたい所でした。

太子町立図書館ホームページ(兵庫県)