図書と旅

旅行と読書が趣味。旅行先で訪ねた図書館の紹介などを綴っていきます。

高知市三里ふれあいセンター図書室(高知県)

この日は泊まっている宿で自転車を借り、高知市内観光。
宿にあった高知新聞で、紫陽花の綺麗な春野の神社が紹介されていたので、急遽ここを目的地にすることにしました。
そして、同じく宿にあった本に載っていた、沢田マンション。
テレビで見たことはありますが、高知にあるということはすっかり忘れていました。
せっかく高知に来たので、最初の目的地はここに決定!

高知駅から北東に2kmほど、山際にそれはありました。

築50年超、オーナーが手作りで建築、増築していったという、独特な外観。
日本の九龍城とも言われるとか。住んでいる人も独特そう。
朝10時から見学可ということなので、入らせてもらいました。
車道とも歩道ともつかないスロープを上って行きます。

入っていい所とだめな所の区別が分かりにくいのですが、上までは上っても良い模様。
頂上は緑に溢れ、眺めも良好。

目の前にスタバやヤマダ電機があるのは意外でしたが。

この日は土曜日。
日曜市が有名な高知ですが、他の曜日もどこかで市が開かれているそう。
オーガニックマーケットが開かれているという、池公園へ行ってみます。
川なのか海なのかはっきりしない水面を眺めながら、高知市街を北から南に縦断する、長い道のり。

出店は20ほどの、小ぢんまりとした市でした。

公園名の由来と思しき池は、あまりパッとしないものでした。

住吉池

ちなみに、公園の手前には高知県立大学があり、図書館に寄れるかと思ったのですが、調べると県民のみ利用可らしく、断念しました。

近くには武市半平太の生家、記念館があるようなのでそちらも行ってみます。
距離は近くても、アップダウンがあって自転車だとまあまあ疲れました。
小山の斜面に建つ生家は、ごく普通の民家という感じ。

現在も民家とのことで、内部見学は不可。

お次は桂浜へ向かって、浦戸湾を渡るため、海沿いの道に出ました。
橋まで2kmほどの所に、小さな図書館があります。

ふれあいセンターの中の小さな一室。人もスタッフ以外はいません。
約半分は児童書。
NARUTO」「宇宙兄弟」など、漫画も置いていました。

コンピュータの本は10冊くらい。
旅行ガイドも「るるぶ」「まっぷる」が少しある程度。
雑誌も僅か十誌ほどで、家庭系のものが多めです。
限られた蔵書の中、なぜかハーレクインの専用の棚がありました。

郷土資料はしっかりしています。
土佐の英雄、坂本龍馬の本は多数。山内容堂長宗我部元親らの本もあります。
牧野富太郎植物記」もしっかり置いています。

蔵書数は、約1.7万冊。
センターの開設は1972年。図書室の開室が同時だったかは分かりませんが、大きくは違わないでしょう。

隣には、年季の入った高層マンションが建っていました。

土地は余っていそうなこの郊外に、ポツンと建つ老マンション、何とも気になる存在でした。

海沿いの道には、食事処が点在。
気づけばとうにお昼を過ぎていたので、この辺りで食べることに。
最初に入ろうとした店は、入店待ちの人がたむろしていたので、隣の店へ。
高知と言えば、カツオ。他所ではあまり見ない、厚切りです。

こちらの店は空いていましたが、なかなかどうして、大当たりでした。

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